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ケニアに恋して

祭の後の寂しさ

土曜日は、待ちに待った(?)サッカー大会の日でした。


6月にこの企画を思いつき、やっとこの日を迎える事が出来ました。


途中で1時帰国した事もあって、

「本当にこの企画実行できるのかしら?」

と思う事もたくさんありました。


特にこの2週間はめまぐるしい忙しさで前日の金曜日にはストレスのピークで頭痛とめまいが・・・。
(こんな時に使うべきアロマの存在も思いだせなかったわ)


あちこちにレターを書き、資金調達やパフォーマンスの依頼などで明け暮れて、ポスターやアンケート作りに費やした日々。

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タウンのお店を一軒ずつ回って、ポスターを貼らせてもらいました

大会の数日前には新聞やラジオでもアナウンスされ、ボランティアの寄せ集めチーム、「Samurai FC」 の名前が知られる事に。
(ベタな名前だけど、とっさに私が付けた物が採用になった)



当日一番心配していたお天気も、1日晴れが続き、最高のイベント日和になりました。

30人以上の日本人が集まって、賑やかなイベントのはじまりはじまり~。


開始時間はやっぱり予定より遅くなったけれど、大体順調に進み、サッカー以外のブースも大賑わい。


環境教育隊員の出した、ソーラークッカーとブリケット。
村落開発隊員の布の切れはしを利用したクリスマスオーナメント。
小学校教諭隊員のシャボン玉教室。

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炭(森林伐採の原因になる)に代わる燃料ブリケット

3位決定戦の前にはパフォーマンスです。

私は、先週雨の為に旗を振れなかった子供たちとリベンジ!
今回はCDもスペースも問題なく、今までで一番の出来だったと思います。
この子達、最高!誇りに思っているよ。


1次隊のメンバーは、みんなでよさこいを踊ってくれました。
見ていた観客も一緒に「ドッコイショ、ドッコイショ」って掛け声をかけて、すごく盛り上がっていました。


そしてもう一つ、ファイヤーダンス!(正式にこれをなんて呼ぶのか聞いたけど忘れちゃった)
本当は夜にやった方がキレイなんだろうけど、十分スリリングでかっこよかったです。



これでこの町での日本人のイメージはかなりアップしたんじゃないかしら?なんて思ってます。



肝心の、HIVに関しては、

検査を受けてくれた人の数、大学生を中心に64人。(日本人含む)

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クライアント待ちのカウンセラー達

通りかかった人達にはカウンセラーが受ける必要性を丁寧に説明して、

「じゃあやってみる!」

と、初めての検査に挑戦してくれた人達もたくさんいました。

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そんな様子を見ていて、すごく嬉しくなりました。



検査後に実施したアンケートでも、「良かった」「またこういうイベントをやってほしい」などの声をいただいて、

「楽しかった。」

という声を聞いた時に

「ああ、やって本当に良かった。」

って、ほっと一息つけました。


小さなハプニングは色々あったけど、とにかく全てがうまくいき、大成功のイベントになったと思っています。


ケニア各地から集まってくれた仲間、一緒に計画して助けてくれた同僚、そして何より、力強いパートナーになってくれたさっちゃん。

心から感謝しています。
本当に本当にありがとう。


打ち上げで飲んだビールは、すごく美味しく感じました。



自分の小ささにしょぼくれる日もあるけれど、この経験で、

「自分にも何かできるんだ。」

って、ちょっとだけ自信が持てた気がします。

何より助けてくれる人達の存在のありがたさを実感しました。


イベントはイベントでしかなく、日常の生活には小さな影響しかないかもしれないけど、この事が何か次に繋がっていけばいいな。



一緒に楽しい時間を過ごした仲間たちはそれぞれの任地に帰り、今はぽつんとなった部屋で少し寂しい夜。


祭の後はちょっと切ないけど、また明日からがんばります。
(次は世界エイズデーが待っている。また忙しくなるのかな?)




こういう時、自分の写真をほとんど取っていない事に気づきちょっと残念。
by chura-harufu | 2010-11-15 03:12 | HIV/AIDS
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青年海外協力隊(エイズ対策)としてケニアでの生活をお伝えします

by chura-harufu