ケニアに恋して

カテゴリ:ケニア生活( 110 )

暖かい人たち

最近、アンの家で過ごす事が多い私。
昨日の夜もアンの家でテレビを一緒に見ていると、ナイロビでヤギの肉と偽ってシマウマの肉が売られていたというニュースが!
しかも150kg以上もだって。
一瞬アンの旦那さんと「ええ!」と顔を見合わせてしまいました。

「普通、シマウマって食べるの?」

「駄目だよ!すごく悪い事なんだよ。」

保護区から違法に狩猟されていたようで、犯人は捕まったらしいです。
「ナイロビでニャマチョマ(焼肉)を食べないでね」と言われました。


日曜日。

前々から病院で一緒に働いているジェーンに、彼女の家へ来るようにと誘われていたので遊びに行く事になりました。

彼女の娘さんが私に会いたがってるとの事。
(こんな私で申し訳ない)

お昼前にホテルにお迎えに来てくれて、てくてく二人で歩いて彼女の家へ。
なんでも娘さんたち、私が来ると聞いて興奮して今朝は早起きして教会にも行かず今か今かと待っているらしい。
(ますます申し訳ない)

そして彼女の家に到着。
予想以上にいい家で、けっこう広いし家具も揃ってるし、綺麗な家です。

ジェーンの家には二人の娘さんがいました。
他に二人息子さんがいますが、二人とも大学生でそれぞれナイロビとエルドレッドにいるそうです。

長女ルシアはクラス8、二女スーザンはクラス1。

ケニアの教育はプライマリースクールが8年、セカンダリースクールが4年です。
つまり、プライマリーは日本での小学1年から中学2年にあたり、セカンダリーは中学3年から高校3年にあたります。

末っ子のスーザンはすごく恥ずかしがり屋さんで、話しかけても照れて隠れてしまいます。
お姉さんのルシアは妹思いで優しくて、とても賢い女の子です。(成績は学年2位!)
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なぜか香港映画が好きなルシアと一緒にジャッキーチェンの映画を観ました。

お昼は私がリクエストしたケニア料理のGITHERI。
豆とトウモロコシ、ポテトを一緒に煮込んだ料理です。

食後はルシアに学校の教科書を見せてもらいました。
彼女の好きな教科は数学と科学。
将来は神経学者になりたくて、大学はアメリカに留学したいんだそうです。
話していると、しっかりしてるし本当に頭がいいなって感心してしまいます。

社会の教科書に日本の事が載ってて「へ~」。
(日本人は魚が好きだと強調されてるのが面白かった)

作文を書く授業では色んなテーマで宿題が出されるようですが、その中でHIVやAIDSについても取り上げられていて、それにはかなり食いついてしまいました。

学校の授業でも先生がHIVについて教えていたり、こうして作文にも取り上げられていたり。
こういう情報って今後の活動にもかなり役に立ちそうでありがたい。


そんな感じで半日ジェーンの家で過ごした日曜日。


よく分からないまま誘われてお邪魔しましたが、なんとなく日本の話とか世間話をして、貴重な情報をいただき、暖かい歓迎を受けました。


夜にはルシアから直接、
「今日は来てくれてありがとう!嬉しかったよ。また遊びに来てね!」
とお礼の電話まで。


もう、なんていうか、ケニアに来て感謝する事ばっかりですよ。

この国のこの町を好きになって、2年間で少しでも役に立てたら、って思ってます。
やっぱり協力隊は地元密着。
地域の人達と一緒に生活して、一緒に同じ方向を見て活動ができたらいいな。



帰りに寄ったアンの家は大掃除の真っ最中。
近所の人たちが総出でお手伝い、子供たちは大騒ぎ。
後ろの白い服をきてるのがアンです。

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by chura-harufu | 2010-03-22 06:45 | ケニア生活

教会事情

道を歩いてると後ろでジャー!っとバケツの水をこぼすような音が。

振り返ると牛さんがトイレの真っ最中でした。

そんなのどかなナロクの町です。


今日は日曜日

ホテルのレストランでのんびり朝食を食べていると、クリスティンからの着信が。

もうすぐホテルに着くから、一緒に教会に行こうとのお誘い。

慌ててトーストとオムレツをチャイで流し込む。


このケニアではクリスチャンが多く、教会もたくさんあります。
(近くにはモスクもありますが。毎朝5時頃そこから流れるコーランで目が覚めます。)

日曜日にはみんなそれぞれの教会へと出かけます。

クリスティンはカトリックです。
私の母もカトリックだし、アロマの師匠と超音波検査の師匠もみんなカトリック。
どうもカトリックに縁があるようです。

沖縄では何回かカトリックの教会には行った事があります。

こちらの教会はどうでしょう。

朝8時から第一回目のミサがスタート。

なんとなく予想はしてたけど、日本の教会と比べると音楽がすごいです。
多分他の教会よりはおとなしめなんだろうけど、割とアップテンポな曲でみんな歌ってます。
そして、制服を着た学生さんたちがたくさんいるのがちょっと新鮮でした。
学校の集会のような雰囲気です。

もちろん内容は英語とスワヒリ語なので、ついていけず・・・。
それでもなんとなくみんなに合わせて立ったり座ったりして2時間が過ぎました。

ミサ終了後に数人のケニア人に話しかけられました。
ボランティアで来てる事、病院でHIV対策に携わってる事を説明し、私の仕事内容に興味を持ってくれた様子でした。
やっぱりこういう所って人が集まるから何かの活動をしようと思ったら役に立ちそうだなって感じました。



その後クリスティンとは別れてホテルの部屋へ。

ちょっと勉強した後、バナナを買おうと30Kshを持ってタウンへ。

途中近所のアンのお店に寄り道。

そしたらなぜかまた教会へ連れて行かれました。
その時点でお昼過ぎてたのでもうないと思っていたのですが・・・。
なんとなく午前中別の教会に行って来たと言えないままミサに参加。


こちらは歌って踊って叫んでというタイプの、けして厳かとは言えない雰囲気の教会です。
その分ラフな感じで楽なのですが。

遅れて入ったので席は後ろの方。
立ち上がって踊りだすと前で何が行われてるのか分かりません。
アンが、「前に連れて行ってあげるね!」
と言ってくれますが、人が多すぎて行けません。
(その時点で、後ろでおとなしくしてるからいいと思ってました)

あきらめきれない様子のアンが、「後ろの台に立ったら見えるから登って!」

ちょっと恥ずかしいな~と思いながら台に立って私が見たものは・・・・。



舞台でマサイ族がジャンプしてる!!!!


前にも書いたけど、アンはマサイ族の女の子です。
その教会はマサイ族が集まるところだそうで、前の方にはばっちりマサイの衣装を着た男女がずら~っと。
街中でもマサイの衣装を着た人達は見かけるけど、正装となるとまた素敵です。

すごく飛んでるし、マサイの踊りを踊っています。
これが噂のマサイジャンプか~!!
ちょっと感動しました。
(ちなみにこちらのミサはスワヒリ語とマサイ語で行われてました)

マサイの人達って、やっぱりかっこいいかも。

この教会では毎回こういう感じなのか聞くと、今日は特別なイベントの日だったようです。

なんとなく流れのままに来てしまったけど、貴重な経験になったと思います。
「次はマサイマラに行こうね^^」とアン。
動物たちもたくさんいるし、マサイの人達の生活を紹介してくれるそうです。

うん、また楽しみです。



キリスト教とマサイってなんとなくミスマッチな気がするけど、社会的な宗教の役割を考えて行くとそれだけで論文が書けそうだなって思う今日この頃です。

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アンの家の子供たち
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by chura-harufu | 2010-03-15 04:55 | ケニア生活

赤ちゃん

今週は月曜日にエイズ予防プログラム会議があったので、先週末からナイロビに行ってました。

ホントは火曜日に帰る予定が、なんとなくだらだらと水曜日までナイロビに滞在。

サイザルバックとか洋服とか靴をたくさん買ってしまった。
安いしかわいいし、買い物天国なナイロビです。
長くいると買いすぎてしまいそう。



そして木曜日からまた病院でお仕事です。

先週まではANCにいましたが、木曜・金曜と、MCHにいます。

ここでの主な仕事は赤ちゃんの健康管理。

HIVとはちょっと離れるけど、赤ちゃんの体重測定とか予防接種のお手伝いをします。


毎日たくさんの赤ちゃんがやってきて、かわいい~♪

体重を測るのは天秤みたいな道具を使います。
これが慣れるまではちょっと難しかったけど、だいぶ要領が分かってきました。
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日本でも乳児健診のお仕事をしてたけど、赤ちゃんを見つめるママたちの顔が穏やかだとホッとしますね。

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ちなみに、ここの部署では初めて来た赤ちゃんの登録カードを作成します。

ANCに続き、やっぱりここでも名前で苦労します。
赤ちゃんだけでなく、パパとママの名前、生まれた場所、などなど、英語が通じればまだいいのだけど、スワヒリ語さえ通じない場合けっこう大変。
発音も難しいし、さらにスペルが分からない。
他のママたちに助けてもらいつつカードを完成させるのは大仕事。
がんばって聞き取れるようにならなくちゃ。



そして、月齢に応じて、BCG,ポリオ、DPT、はしかなどの予防接種やビタミンAの投与をします。
始めはタイミングが分からなかったけど、やっとスケジュールも覚えてなんとか手伝えるようになってきました。


午後の空いた時間に、たまたま宿泊先のホテルの従業員がやってきました。
なんと今日赤ちゃんが生まれたばっかりなんだとか。
こんなところで会うなんてびっくりです。

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初回という事でBCGとポリオの予防接種をしました。
(余談ですが、この赤ちゃん両手とも指が6本ずつあります。)

赤ちゃんを見てるのって、幸せだな~ ^^
そのうち母親学級とか何か企画してみたいなって思った。

今はみんな仕事に追われてる感じだけど、もうちょっと要領よくできれば健康教育にも力を入れられると思うんだよね。
まだ先の話だけど。


来週は違う部署に移るかもしれないので、覚える事はもっと増えるかも。
土日でリフレッシュして、また来週も頑張ります。
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by chura-harufu | 2010-03-13 00:01 | ケニア生活

地震とオリンピック

今日ものんびりとした日曜日。

なので午前中またブラブラ歩いてると近くの売店の人の家に呼ばれました。
あま~いチャイをいただいて、子供たちとおしゃべり。

どこの国でも仲良く遊んでいる子供たちの姿を見ると幸せな気分になるものです。
プロレスごっこをしたり、パパにじゃれついたり、一緒にお勉強をしたり。
こっちの教育は英語で行われるので教科書は英語でした。
さりげなく便乗して単語を教えてもらっちゃいました。

最初は外国人の私を見てびっくりしていた子供たちも、スワヒリ語で声をかけるとちゃんと返事をしてくれます。

特に芸のない私ですが、持っていたノートを破って折り紙に見立てて、鶴や紙風船を折ってあげると意外に好評でした。
人数分折ってあげるとまた仲良くそれを持って遊び始めて、見てて嬉しくなります。
もっと練習してレパートリーを増やそう。

お茶を飲み終わって子供たちにクワヘリして、ホテルに戻る。

こっちのネット環境はけっこういいのでちゃんとメールやミクシーもできるし、家族にも定期的にスカイプで連絡を取れるのでありがたい。


今日もそれで連絡したのですが、津波の事を言ってました。
チリで大きな地震があったようですが、昨日の明け方沖縄でも大きな地震があり、家族もびっくりしたようです。
沖縄ではめったに地震がないので、震度5なんてあまり経験した事なくてかなり怖い。

その影響で今日は全国的に津波の警報もでてるんだとか。
実家は海の近くにあって、すぐそばには川(?)があります。
その川が1mくらい上がったり下がったりしてるようです
それを見に来る野次馬がいて、更に追い返す為にパトーカーが来て、その繰り返しで家のそばが騒がしいんだそうな。
おバカさんが多いのね。

とにかく大きな被害が出ない事を祈ります。


その騒ぎを聞きながら、フィギアのエキシビションを見てるようです。
ちなみに、ケニアではバンクーバーオリンピックは認知度がかなり低いようです。

職場の人にバンクーバーオリンピックが開催されてるのを知ってるか聞いてみたら、「何それ?」という反応でした。
スキーやスケートなどの種目があるんだよと説明すると、「だってここには氷も雪もないもん」と言われまいた。
まぁ、確かにそうですね。

でも、アフリカ人の身体能力を考えると、本格的に参戦したらすごい事になると思うんだけど。
マサイ族とか、めちゃくちゃ飛びそうだと思いません?

今回の冬季オリンピックはケニアからなのでいまいち情報がリアルタイムじゃなくてちょっと残念です。
4年後うを楽しみにする事にします。


どうしても日本を離れてると、地震にしてもオリンピックにしても、届きにくい情報も多いので敏感にならなきゃって気付きました。
(トヨタの件はケニア人もけっこう気になっているようで、「あの豊田という男はなんで泣いているんだ?」と言われましたけどね)

写真は最近よく行くメンバーズクラブ
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by chura-harufu | 2010-02-28 21:27 | ケニア生活

休日

今日は赴任後初めての土曜日。

朝はのんびり8時前に起きて、レストランで朝食。
(まだ家が決まらないので未だにホテル住まい。朝食が付くのは嬉しい。)

食事を済ませて、特に予定もないので町を歩いてみる事に。

ホテルのすぐ近くにある売店の女の子とはすでに顔見知りなのでとりあえず一通りあいさつをしてから出発。

歩いていると色んなお店が目について面白い。
店の前にミシンを出してカンガを縫っているおばちゃんとかタイヤを転がしながら遊んでる子供たち。
そんな姿も新鮮な感じがします。
街中にはいろんな動物がいて、ロバや牛やヤギにヒツジ。鶏とかよく分からない鳥もたくさんいる。
生活に溶け込んでる様子がやっぱりこれも新鮮に感じるよ。


目的もなくブラブラと歩いてると、後ろから声をかけられる。
この前専門家の方に連れて行ってもらったお店の女の子。

歩きながら話して、その子の家に行く事に。

そういえばケニアに来て、ケニア人のお宅に遊びに行くのは初めてです。
ホテルから坂を登って行ったところに彼女の家はあって、小さい家が密集しています。

その小さなお部屋で彼女がもてなしてくれました。
とうもろこしの粉を練って作るウガリを主食に、ゆで卵が一つとミルク(というよりヨーグルト?)が彼女の昼食らしい。
ケニアではクリスチャンが多くて、彼女も食事の前にはちゃんとお祈りをします。
それから一緒に食べました。
確かにウガリは腹もちがいいけど、卵とミルクで持つのかなって思ってしまった。
(ちなみにミルクは酸っぱくて全部飲むのがちょっときつかった)
彼女に言わせれば、卵とミルクを飲めば健康になれるらしいんだけど。


けして豊かとは言えない暮らしをしていても、精一杯もてなしてくれて、その気持ちがとても暖かかったです。
このナロクに来て良かったなって思った。
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by chura-harufu | 2010-02-27 22:47 | ケニア生活

赴任

2月23日火曜日。

ケニアに来て約1カ月半。
現地訓練としてスワヒリ語を学んできましたが、いよいよこの日がやってきました。
ついに赴任の時です。

前回の任地訪問とは違って、ほとんどの人は本格的な引っ越しとなります。
私の場合、家がまだ決まっていないため荷物をあまり持ち込めないのと2週間後にはすぐに戻る予定がある為任地訪問の時とあまり変わらない状況ですが。

前日の夜から、みなパタパタと荷造りでドミトリー内は騒がしくなりました。
当日は朝から続々とタクシーに乗り込みそれぞれの任地へ。

私も方向が同じ仲間と一緒にタクシーで出発。
まだ残っていた他の隊員がお見送りをしてくれて、なんだか感慨深くなりました。


ダウンタウンからシャトルに乗って、リフトバレーを抜けてナロクの町へ。
二回目なのに、砂埃の舞う、乾いたこの町を見て帰って来たんだなって感じる。
これからこの町での生活が始まります。

まずは英語とスワヒリ語をもっとちゃんと覚えること。それと、難しいのがケニア人の名前と顔を覚える事・・・。

この国を、この町を、この人達を、もっともっと知って仲良くなって、一緒にいいお仕事ができたらいいな。
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by chura-harufu | 2010-02-23 22:20 | ケニア生活

ギザギザバサミとユーカリ

任地訪問からナイロビに戻り、相変わらずスワヒリ語生活を送っています。

ナロクもそうでしたが、ナイロビの道を歩いているとたくさんのユーカリに出会います。匂いを嗅いでみるとシトロネラールの香りがして、ユーカリ・レモンなんだなって分かります。


最近、任地訪問も終えていよいよ自分の活動について具体的に考えるようになりました。
それでこの頃思い出すのは大阪での研修です。

以前の日記にも書いたけど、この研修の間に「貿易ゲーム」というワークショップをしました。
これは簡単に話すと豊かな国と貧しい国の状態を体感するというものです。
何かを生産してお金に換えて、国の為に必要な医療や教育や交通機関などに変えていきます。
生産するものは、例えば決められた大きさの円や四角を正確に測って紙を切り抜いて売りに行きます。

ここでポイントは「正確に切り抜く」という事です。
ところが、貧しい国には紙はたくさんあるけど定規やハサミがなく、豊かな国には道具はあるが紙がない。
ゲームが進むほどになぜか紙は豊かな国に流れて行き、貧しい国は貧しいままに中々何もできない。
がんばって手で切ってみても出来上がった四角はボコボコだったりちょっと大きさがずれていたりで買い取ってもらえない。
そうこうしているうちに豊かな国には情報が与えられて、どんどん豊かになっていく。

それを見ている貧しい国は焦る気持ちと、誰も助けてもらえない絶望感を味わうようになってくる。
 
そんな時、援助でハサミがやってくる!!

「やった~!!」

ところがですよ。
このハサミというのはギザギザなのです。

つまり、結局まっすぐに切れない。
一応試してみるけどもちろん正確な円や四角が作れるはずもなく、無駄な時間だけが過ぎていく・・・。


このゲームが何を表わしているのか。
ちょっと考えてみていただきたい。


この中で出てくるギザギザバサミ。
先進国が途上国に対して援助をする時にそれが実際には相手に対して役に立っているのか考えようって事なのです。

自己満足や自分の都合で何かをやっても、本当に相手が必要としている事が分からなければ意味がない。

また、一時的な手助けも、結局その先に繋がらなければほとんど変わらない。


なぜこの話かというと、冒頭のユーカリとちょっと重なるから。


ユーカリは、元々ケニアにあった訳ではありません。


昔、ケニアが独立するより前に、森林伐採が大規模に行われるようになってケニアの中でも木が大量に切り倒され、それらは主に薪として使われたのだとか。(線路が通されて汽車が走るようになった影響)
そこで、先進国はユーカリの導入を進めたのだそうです。
ユーカリの木は成長が早く、乾燥しやすいので薪にはうってつけ。
その上特にこのユーカリ・レモンは、知っている人も多いでしょうが虫よけ効果があると言われています。
ケニアでも蚊によって媒介される病気は存在するので、かなり役に立ちそう。
実際いい香りだしね。

ただ、問題があって、このユーカリは土中の水や栄養分をかなり吸収するようです。
おかげで土質が変わり、他の植物の成長に影響を与えるようになった。
外来生物というのはそういった弊害をもたらすものです。

ケニアの中でもこの事は問題視されているようです。


国際協力とか開発とか援助とか、元々興味のあった分野でもないし、あまり勉強してこなかったのだけど、さすがに協力隊になってからは考える事や仲間たちと話す機会が増えました。
例えば井戸を作ったり学校を作ったり、目に見えて分かやすい事をする人もいるけど、それはただの自己満足なのかもしれない。
形に残せば何かをやったって、達成感はあるだろうけど、それはその先どうなって行くんだろう。

感謝されたいから、尊敬されたいから、そんな理由で援助ってするんじゃないんだよね。
(国家政策としての援助の在り方はまた別になってくるかもしれないが)

とりあえず何かをやれば!って考えで行動しても、それはもしかしたらギザギザバサミなのかもしれない。

今、自分が起こす行動が、10年後20年後のその場所にとっていい影響を与えているだろうか。
それは誰も分からない事だけど、想像力を働かせるのは大事なだって思う。


ユーカリの葉を揺らしながら吹き抜けるケニアの風はどこまでも気持ち良くて、ふと立ち止まって、昔この木を植えた人の気持ちを考える。
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by chura-harufu | 2010-02-13 14:55 | ケニア生活

任地訪問

先週の火曜日から金曜日まで、任地訪問でナロクに行ってきました!

ナロクはナイロビから西へ150kmほど行ったところにある町で、標高は2700mもあるらしい。
(らしいけど、私の住む事になるタウンはどうも標高が低そう。)

交通手段はマタトゥで2時間半~3時間ほど。

ゴチャゴチャとしたナイロビをを出て30分ほどで、「これぞケニア!」というような景色が広がった時には感動した。

窓の外にキリンの散歩やマサイ族が何十頭もの牛を水飲み場へ連れて行く光景に、心が弾みます。


途中ウトウトしながら、ナロクに到着!
なんとか配属先の人と連絡が取れてステーションまで車で迎えに来てもらいました。

私の配属先はDistrict Medical Office of Health (DMOH) →県保健事務所
で、District Hospital →県病院 と一緒になっています。


とりあえず今回行って、一通り院内を案内してもらいました。
スタッフも紹介してもらったんだけど、たくさんいるし、ケニア人の名前を覚えるのは大変で、(発音すら難しい)顔の識別からしてなかなか・・・・。

まぁ、polepoleがんばります。

この中で、私はVCTとCCCが一緒になった建物で働きます。
ここではHIV検査やAIDS患者が通ってきて、カウンセリングやARV(抗ウイルス剤)の処方などをしています。
両親をAIDSで亡くしたAIDS孤児も来ます。

今までHIVにはほとんど関わる仕事をしてなくて、専門知識もほとんどないのですが、これからがんばって勉強したいなって思いました。

ちょうど訪問期間中に県内の医療従事者が集まるミーティングの参加させていただいて、これもすごくよかった。
英語(アフリカ訛り)とスワヒリ語が半々だったので理解するのは難しかったけど、今後の活動の参考になりました。


たった4日間だけど、面白い体験はたくさんあった。

今はまたナイロビに戻ってスワヒリ語の勉強再会です。

次は本格的な赴任に向けて頑張ります。
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by chura-harufu | 2010-02-12 23:14 | ケニア生活

語学学校

しばらく日記の更新をさぼっていたら、いつの間にか1週間半が経過。
妹にも最近書いてないって言われてちょっとドキっ。


さてさて。
ケニアに来て20日が過ぎました。
平日は毎日語学学校でスワヒリ語の勉強をしています。

この学校の名前はJACII:Japan Africa Culture Interchange Institute(日本アフリカ文化交流協会)といいます。
創立者は星野芳樹さんという方で、1947年の参議院選挙で当選して議員もされていた方ですが、HP中にその経歴が載っていて、かなり波乱の人生のようでびっくりしました。

http://www.jacii.net/

現在は上田先生という方が後を引き継いで経営されています。



ここは一応全寮制の学校ということで、授業と宿泊、食事がついています。
今回の隊次は全部で22名もいて定員オーバーの為、私を含めて半分の11名は徒歩15分ほどのホテルに宿泊中です。

朝食はホテルのビュッフェでいただいてから登校。

フロントのお姉さんや、レストランのウェイターさんともさすがに顔なじみになってみんな親切に話しかけてくれます。
ここで生きたスワヒリ語が学べるのでとてもありがたい。
(向こうからすると小学生に教えてる感覚かも)

現在は乾季に入っているので毎日青空で風が気持ちいい。
ただし、日に焼けはしなくないので日焼け止めと日よけが手放せません。

授業は午前8時半から15時まで。

昼食と夕食は語学学校で食べます。
JACIIでは、豆腐、納豆、油揚げ、こんにゃくなどを作ってスーパーにも卸しています。
なので食事にはよく日本食もでます。

ケニア料理ももちろん出ますが、私の口には合ってるみたい。

そして誰かのお誕生日には手作りのケーキでお祝いしてくれます
上に乗っているイチゴもすごくおいしい♪
ケニアでは基本的にフルーツが豊富にあって嬉しいです。


週に2回の野外授業では、市場やカフェへ出かけて、現地の人とスワヒリ語で会話をします。
おかげでかなりスワヒリ語には慣れてきた気がする。うん。

現地訓練の内容や期間は、派遣国によって違うようですが、これだけみっちり教えてもらえるのはありがたいです。
がんばって、日常会話に困らないくらいにはなりたいな。
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by chura-harufu | 2010-01-28 03:39 | ケニア生活

格差

本日は在ケニア日本大使館への表敬訪問の日。
スワヒリ語のレッスンは午前中で切り上げて、昼食語バスに乗り込み大使館へ。

警備は厳重で、ボディチェックでは胸までがっつり触られてちょっとびっくりした。

事前の噂(?)では英語かスワヒリ語であいさつをすると聞いていましたが、さすがに隊員数が26人ともなるとそんな余裕もありません。
さらっと自己紹介して大使のお話を聞いて終了。

帰りはのんびり歩きながら学校まで戻りました。


夕食まで時間があったのでスーパーでお買い物。

MJ(私たちのクラスの先生)からは、スワヒリ語を話す機会があればどんどん練習しなさいと言われているので、スーパーの店員さんなどに習ったばかりのあいさつをしてみました。

ちゃんと通じて返事をしてもらえるのが楽しい。


そんか感じで友達と、調子に乗って道行く人にもあいさつしながら歩いていたのですが。


近くを歩いていた親子連れに気付き、男の子と目があったのであいさつをしてみた。
すると母親も気づいてこっちを見たのでそちらにもあいさつ。

そしたら
「Do you buy anything to eat for us ?」
と言われました。

結局「ごめんね」と言って終わっちゃったけど。

帰り道、友達と「そういえばさっきあの人ゴミ箱をあさっていたね」と聞いて、ああそうかって思いました。
ぱっと見たときは気付かなかったけど、確かにあちこち汚れている。

その人が普段どんな生活をして何を想っているのか、今の私には想像ができません。
その場で私が何か買ってあげる事が正しいとは思わないけど、色々考えさせられる一コマでした。


数時間前に見た豪華な大使館や高級ショッピングセンター。
そこからほんの少し離れたところには底の見えないスラムが広がっている。
そんなナイロビの街。

「格差」という言葉の意味が、身近に感じられました。


そこで思い出したのが大阪での研修でやった「貿易ゲーム」です。

ネットで「貿易ゲーム」と検索するとたくさんヒットするので興味のある方は探してみてください。

豊かな国と貧しい国の違い、普段気付かない事を気付かせてくれるようなワークショップです。



この先2年間の活動の中でもたくさん気付く事があるんだろうけど、それを見る事も私がこの国に来た意味になるんだろうな。
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by chura-harufu | 2010-01-13 04:12 | ケニア生活



青年海外協力隊(エイズ対策)としてケニアでの生活をお伝えします
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