ケニアに恋して

カテゴリ:HIV/AIDS( 25 )

第二回サッカー大会

去年に引き続き、二回目ナロクサッカー大会。


この1ヶ月、準備の為に悪戦苦闘の日々でした。



企画して、スポンサー探しに奮闘し、パフォーマンスの団体や、セキュリティー、救護隊の調整。

参加してくれる日本人ボランティアの割り振り、自分のブースの準備。


やる事がたくさんありすぎて、とにかく毎日目が回る。


それにプラス帰国準備。



直前までバッタバタな中迎えた当日。


やっぱりトラブル続発。



テントは約束の時間に来ない。

音響の機械はのマイクだけ(音楽なし。しかも接続ができない)

チームは遅れてくる。

審判ダブルブッキング。

頼んでいたダンスチームまさかの50人。(20人くらいと予想していた)



主催者3人で会場の隅から隅まで文字通り走り回ってボランティアを割り振り、サッカーチームやダンスチームをまとめ、自分のブース(VCT)をチェックしつつ、飲み物や軽食の配布をした。

睡眠不足と連日の疲れが一気に来てるせいか途中吐いたりお腹下したり、体調は最悪だったけど、それでもよさこいを踊りたくてぶっつけ本番で出演。(もちろん翌日筋肉痛)


その甲斐あってか、各ブース盛況な様子でした。
(ちゃんと見れなくて残念)

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こちらはケニア発のファッションを促進するブース。
私もお気に入りのサイザルバッグとか、アクセサリーの展示販売しつつ、それをコーディネートしてもらってのファッションショー。
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ワレンボ ウェンギ!

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地震と津波の説明をして日本へのメッセージも集めました。
お礼に日本語でその人の名前を書いてあげてるところ。

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大使館から借りてきた日本食のレプリカを展示。皆興味深々。

VCTはというと、けっこう人が来て午後からは列ができるほどに。


しかし、ここでまた残念な事に大雨が降りだしてしまった。


ブースもぐちゃぐちゃになってしまい、それでもがんばって試合をした選手たちに拍手。


結果、我らがサムライFCは4チーム中2位。
今回はトロフィーゲット!

なんだか嬉しいな。



トラブルはたくさんあって途中かなりきつかったけど、それでもなんとか無事(?)終える事が出来てよかった!


来てくれた人みんなに心から感謝。
人前でしゃべるのが苦手な私だから、毎日夜遅く(っていうか明け方まで)みんなにお手紙を書きました。
離れても繋がっているって思っていたくて、みんなとお揃いのバングルも作った。


私の配属先はお金はほとんど出せなくて、金銭面でも色んな手配でも二人にすごく負担をかけてしまいもどかしかったけど、一緒にできてホントによかった。


これが無事終わったから、安心して帰国できます。



みんな、本当にありがとう!
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by chura-harufu | 2011-06-28 09:41 | HIV/AIDS

モバイルVCT

朝から続いていた停電からやっと復活。

暗い中PCも携帯も充電切れでどうしようかと思った。




昨日と今日は、ナロクの高校でサッカー大会がありました。

Safaricom(ケニアで一番大きな電話会社)がスポンサーになってるので、さぞや立派な大会であろうと思っていたけど、意外にしょぼかった。

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それでもせっかくのイベントなので便乗しようと思い、カウンターパートや上司に掛け合ってVCTを出す事になりました。


おかげで昨日は朝からパタパタ。

テントや車の手配の為に、あちこちのオフィスを行ったり来たり。


なんとか無事行けてホッとした。
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VCTの案内をテントに貼りつけてるところ。


受診者の数はそう多くはなかったけど、若い人とたちの声を聞けて良かったです。

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DJが率先してVCTの紹介をしてくれ、マイク片手にフィールドで

「自分のステータスを知ろう!」

と叫び、そのままVCTテントへ。

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自分の検査を実況中継してくれたのが面白くて、その後ちょっとVCTが賑わいました。



心残りなのは、現在全国的にコンドームが品薄状態で配布が出来なかった事。

結構欲しいって言われたんだよね。残念。

コンドームの事「CD」って言うの初めて聞いたわ。





6月にはまた私が主催するサッカー大会も企画中。

前回のよりパワーアップして楽しめるようにがんばろう。

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明日はダンス大会と結婚式。

久々に忙しい週末だ。


http://www.youtube.com/watch?v=uIBHuqeis3U

SafaricomのCMは、ケニアではお馴染み。
私も着うたに設定してる。

ケニア各地の風景が綺麗でかっこいい。
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by chura-harufu | 2011-04-09 04:48 | 未分類

ワールドエイズデー

今週月曜日はシアヤからまた9時間かけてナイロビに上京しました。

本日(12/1)帰国した隊員のお別れ会。

本人の希望で、みんなでピザを作って楽しく過ごしました。

火曜日にあった帰国報告会でも素晴らしい活動の様子を聞けて、私もがんばろうと意欲を新たにしました。




そして今日は、ワールドエイズデー。


ナロクではタウンから1時間程離れたOlokirikiraiという町でイベントを行いました。

7時に病院集合、7時半出発。

の予定が、当然のごとく遅れて10時半出発。


Olokirikiraiに到着後、バナーを持って歌いながら行進。


会場は小学校のグラウンドで、障害物競走、ダンス大会、サッカーの試合などが開催されました。

私はVCTに付きっきりだったのであまりイベント自体は見る事できなかったのですけれど。


でもおかげさまでVCTでは113人のクライアントが来て、まずまず成功だったと言えるかな。


途中から雨が降りそうになったので早めに切り上げましたが、とりあえず無事終了しました。



そんな感じのワールドエイズデーでした。



そして明日はまたナイロビに上京します。

明後日、どうやら副大統領に会う事になっているらしい。


なんだか移動ばっかりの今日この頃。

色々刺激を受けながら活動のアイディアと原動力を蓄えてきます。
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by chura-harufu | 2010-12-02 05:27 | HIV/AIDS

祭の後の寂しさ

土曜日は、待ちに待った(?)サッカー大会の日でした。


6月にこの企画を思いつき、やっとこの日を迎える事が出来ました。


途中で1時帰国した事もあって、

「本当にこの企画実行できるのかしら?」

と思う事もたくさんありました。


特にこの2週間はめまぐるしい忙しさで前日の金曜日にはストレスのピークで頭痛とめまいが・・・。
(こんな時に使うべきアロマの存在も思いだせなかったわ)


あちこちにレターを書き、資金調達やパフォーマンスの依頼などで明け暮れて、ポスターやアンケート作りに費やした日々。

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タウンのお店を一軒ずつ回って、ポスターを貼らせてもらいました

大会の数日前には新聞やラジオでもアナウンスされ、ボランティアの寄せ集めチーム、「Samurai FC」 の名前が知られる事に。
(ベタな名前だけど、とっさに私が付けた物が採用になった)



当日一番心配していたお天気も、1日晴れが続き、最高のイベント日和になりました。

30人以上の日本人が集まって、賑やかなイベントのはじまりはじまり~。


開始時間はやっぱり予定より遅くなったけれど、大体順調に進み、サッカー以外のブースも大賑わい。


環境教育隊員の出した、ソーラークッカーとブリケット。
村落開発隊員の布の切れはしを利用したクリスマスオーナメント。
小学校教諭隊員のシャボン玉教室。

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炭(森林伐採の原因になる)に代わる燃料ブリケット

3位決定戦の前にはパフォーマンスです。

私は、先週雨の為に旗を振れなかった子供たちとリベンジ!
今回はCDもスペースも問題なく、今までで一番の出来だったと思います。
この子達、最高!誇りに思っているよ。


1次隊のメンバーは、みんなでよさこいを踊ってくれました。
見ていた観客も一緒に「ドッコイショ、ドッコイショ」って掛け声をかけて、すごく盛り上がっていました。


そしてもう一つ、ファイヤーダンス!(正式にこれをなんて呼ぶのか聞いたけど忘れちゃった)
本当は夜にやった方がキレイなんだろうけど、十分スリリングでかっこよかったです。



これでこの町での日本人のイメージはかなりアップしたんじゃないかしら?なんて思ってます。



肝心の、HIVに関しては、

検査を受けてくれた人の数、大学生を中心に64人。(日本人含む)

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クライアント待ちのカウンセラー達

通りかかった人達にはカウンセラーが受ける必要性を丁寧に説明して、

「じゃあやってみる!」

と、初めての検査に挑戦してくれた人達もたくさんいました。

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そんな様子を見ていて、すごく嬉しくなりました。



検査後に実施したアンケートでも、「良かった」「またこういうイベントをやってほしい」などの声をいただいて、

「楽しかった。」

という声を聞いた時に

「ああ、やって本当に良かった。」

って、ほっと一息つけました。


小さなハプニングは色々あったけど、とにかく全てがうまくいき、大成功のイベントになったと思っています。


ケニア各地から集まってくれた仲間、一緒に計画して助けてくれた同僚、そして何より、力強いパートナーになってくれたさっちゃん。

心から感謝しています。
本当に本当にありがとう。


打ち上げで飲んだビールは、すごく美味しく感じました。



自分の小ささにしょぼくれる日もあるけれど、この経験で、

「自分にも何かできるんだ。」

って、ちょっとだけ自信が持てた気がします。

何より助けてくれる人達の存在のありがたさを実感しました。


イベントはイベントでしかなく、日常の生活には小さな影響しかないかもしれないけど、この事が何か次に繋がっていけばいいな。



一緒に楽しい時間を過ごした仲間たちはそれぞれの任地に帰り、今はぽつんとなった部屋で少し寂しい夜。


祭の後はちょっと切ないけど、また明日からがんばります。
(次は世界エイズデーが待っている。また忙しくなるのかな?)




こういう時、自分の写真をほとんど取っていない事に気づきちょっと残念。
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by chura-harufu | 2010-11-15 03:12 | HIV/AIDS

製作中

昨日の朝から、なぜかキッチンの水道だけ出なくなってしまいました。

シャワーやトイレはちゃんと出るのに、困ったわ。
大家さんに電話したら、

「明日誰か送るよ。」

早く直るといいな~。



そんな週末。

同じナロクで活動しているさっちゃんがうちに来てくれました。

一人だと料理さぼりがちになっていたこの頃だけど、はりきってマッシュルームやベビーコーンたっぷりのカレーライスを作ってみました。

簡単だけど、やっぱりおいしいわ。


なぜさっちゃんが来てくれたかというと、来週のサッカー大会の準備です。


宣伝用のポスターや、アンケートの作成。

それから、VCTを受けた人達へ配るコンドームのパッキング。


普通にコンドームを配るだけでは面白くないから、キャンディーとセットにして折り紙で作ったぽち袋に入れる事にしました。

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さらに一言メッセージを添える。

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以前、日本から看護師さんが送ってくれたハート形の付箋紙。こういう形で役に立つとは。ありがとうございます。
何が書いてあるかは開けてからのお楽しみ。

こういう事って、ケニア人は絶対しないんだろうな。


でも、なんだか学園祭の準備みたいで楽しい。
話してると色々アイディアも出てきてワクワクしてきます。

うまくいくといいな~。


今一番心配なのはお天気。
雨季に入っているので大雨もしょっちゅう。
当日晴れる事を祈ってテルテル坊主でも作りましょうか。


それから、雨のせいで寒さが深まるこの頃。
風邪ひかないように、ナロクに遊びに来る時は暖かい恰好をして来てくださいね。
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by chura-harufu | 2010-11-08 02:25 | HIV/AIDS

行動変容

今朝、ワフラから連絡があって、急きょワークショップに参加する事になりました。

元々ワフラとはサッカー大会の事でミーティングをする予定だったし、どうせ病院にいても今日はやりたい事できなさそうだったので。



これは、とあるNGOが主催しているワークショップで、本日の内容は「行動変容」。


会場に遅れて着いた時にはもう始まっていて、グループ発表の真っ最中でした。


それぞれのコミュニティにある問題について話していて、


◆ホモセクシュアル
 8~14歳くらいの少年に多いとのこと。これって、本当に男性が好きっていうよりも、興味本位でっていうのが多いんじゃないかなって思ったりして。


◆動物相手に性交渉
 えええ!!って思ったけど、実際にあるんだね・・・。ちょっと、気持ち悪い――;


◆OLAMAL(マサイの伝統文化の一つ)
 エイジメイト(同世代のグループ)で集まって何かするらしい。詳しくは知らないのでアンに聞いたら、今度そのお祝いに連れて行ってくれる事に。それ自体が悪いというよりも、そのグループ(男女混合)で1ヶ月ほど一緒に生活する時期があり、その時に複数の相手との性交渉が行われる事が多いらしい。それが問題との事でした。


◆FGM(女性器切除)
 これは、政府としては止めるようにと働きかけているんだけど、未だに隠れて行われています。最近の人達は自分の子供にはさせたくないという人も増えてるみたいだけど、やっぱり完全になくすのはまだ難しいのかも。
 どんなに周りが悪習だと言っても、本人達には割り切れないものもあるんだろう。


「女性は割礼(FGM)を行って初めてキレイな体になれるから、それをしないと結婚できないという考えは未だにある。娘が結婚できなくなるのを恐れて親が強制的に行っているのも現状。
そういう考え方は一つの宗教みたいなもので、信じている人の根底の部分をどうやったら変えられる?私達に何ができるのかな?」

という話でした。




行動変容というのは、他からの押しつけになっては達成されない。
あくまで自らがこれではダメだと「気付き」「考え」「行動し」「継続され」て、初めて達成されるんだなと感じました。

私達が出来るのは、「気付く」為にヒントを与えて、「継続する」手助けをする事なのかな。



HIVに関わる問題は特に、倫理面と混同されて語られる事が多い。

性を扱う問題だから、どうしても避けられないのかもしれないけれど。


HIV対策と、倫理面は、分けて考えなければ、結局遠回りになってしまう。


問題はいっぱいあるけど、一番基本のところで最低限何が必要なのか?って考えないと難しいね。


まずは相手を受け入れる事から。
それはカウンセラーの心得と一緒だね。



今回のワークショップで何度も繰り返し言われた事は、

①HIVステータスの分からない相手と無防備な性交渉をしない。
②複数のセクシャルパートナーを持たない。

この2点でした。
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by chura-harufu | 2010-10-01 03:59 | HIV/AIDS

お茶畑と母乳育児

今週、ケニアでは母乳育児のキャンペーン週間なんだそうです。

それに関連して、ケリチョという町でイベントが行われています。

という訳で、他のエイズ対策隊員や村落開発の隊員達10数名でケリチョに一泊、イベントに参加してきました。



ケリチョはナロクから車で3時間程度のところにあります。
ナロクと同じように涼しい気候で(朝はどっちかって言うと寒い)けっこう過ごしやすい。

ここで有名なのはお茶の栽培です。
宿泊先のホテルの周りも一面のお茶畑!
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初めて近くでお茶の木を見ました。
意外にごつくてびっくり。

時間があったらお茶畑めぐりツアーに参加したかったぁ。


泊ったところはベタな名前の 「Tea Hotel」 (そのまんまだよね)
しかし残念な事に、ここで飲んだお茶はあんまり美味しくありませんでした。
お茶の産地なのに、なぜでしょうね?
いいお茶はすぐに海外に流れてしまうのかな。

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でもホテルはリゾート風。

そしてメインのイベント。


朝からみんなで車に乗り込み、イベント会場へ。

場所はのどかなDispensary(診療所)
中を見学させてもらうと、けっこう綺麗に整理されていて感動。
これを見習ってうちの病院も綺麗にしたいなぁ。



ここで母乳育児について少々。

赤ちゃんは生後6ヶ月間は完全に母乳だけで育てましょう!という事になっています。
母乳で育てるママは多いのだけど、6ヶ月間完全にそれだけ、となるとやっぱり難しいよう。

何が原因かというと、その一つにお姑さん(か自分の母親)に子供を預けた時に勝手に他の食べ物をあげてしまうというのがあるらしい。
母乳だけでは栄養が足りないんじゃないかって思ってしまうらしいんですね。


あと、ママ本人が自分の母乳が十分でないと思っているパターンとか。
それはお乳をあげる体勢が悪かったりするのにも原因があるようです。
飲ませ方が悪くて、空気を一緒にたくさん飲んじゃって、それで一時的に満腹と感じるけど、すぐにお腹が減って泣きだす。
だから、母乳だけでは足りないんだって思っちゃうらしい。
これはやり方を正しくしてあげるとけっこう改善されるそうです。


あと、やっぱり気になるのはHIV陽性のママの場合。

HIVは母乳にも含まれていて、母子感染の原因になっています。
日本だと粉ミルクで育てましょうってなるんだろうけど。

やはり途上国では、水の問題、粉ミルクの購入費、母親や家族への負担などがあってちょっと難しい部分もあります。

だから母親には、赤ちゃんを育て始める段階で母乳育児のメリット、デメリットを説明して最終的には本人に選択してもらいます。

色々ちゃんと勉強して、自分でも説明できるようにならなきゃなって思いました。






イベントではパレードから始まり(といっても近所をちょっと回るだけであっと間に終了)
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その後歌やポエムなどのパフォーマンスなどが続きます。

私達ボランティアも、会場に入る前に練習したスワヒリ語の歌を披露して盛り上げました。(多分)


偉い人の、やたら長いスピーチで途中疲れてくじけそうにもなったけど、色々面白いお話も聞けて、参加してよかったです。

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イベント終了後。


今度はキスムで会議です!

ここは西のビクトリア湖の近く。
昨日とはうって変わって、暑い!

やっぱアフリカだったか、という感じです。

ホテルに蚊がたくさんいるし・・・。

マラリアにならないように格闘中です。

あ、すでに刺されてる(・・;)
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by chura-harufu | 2010-08-19 03:51 | HIV/AIDS

アウトリーチとPMTCT

ベッドから降りようとして、そばに置いてあったらサイレン付きメガフォンを蹴っ飛ばしてしまいました。

その途端大音量で警報が・・・。

パニクッてどうやって消していいのか分からず焦ったわ~。



そんな私の今週のお仕事は、半分はアウトリーチ、残りはPMTCT(母子感染予防)でした。


アウトリーチは相変わらず、ガタゴトのラフロードを揺られて現場まで。

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途中の道でタイヤがパンクし、1時間立ち往生、という事も。
ここはトウモロコシ畑のど真ん中。



孤児を対象にHIV検査を実施しています。


検査の前にはHIVについての簡単な説明をします。


「HIVはどうやって感染しますか?」

という質問に、小学校低学年くらいの子達が、

「セックスでかかります。」

と答えています。


ちゃんと分かってるというのも、なんだか複雑な気分になります。



会場は大抵学校の教室を使いますが、最近は教会を利用して行う事も多くなりました。
検査の前にはいつものようにまずはお祈り。

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右側の建物が教会

印象的だったは、壁に飾られているキリストの絵。

私のイメージの中のキリストは、白人で、長めのウェーブヘアーだったのですが、ここでは黒人でした。

浅黒い肌に、チリチリの短い髪。

周りに描かれている人達も、マサイっぽい衣装を着ています。



ケニアに来て意外に感じるのは、キリスト教がかなり浸透している事。
スワヒリ語さえうまく話せないようなマサイのママでも、ちゃんとお祈りの言葉を知っているのです。

ここに来るまで、マサイって独自の宗教色が強いんだろうと思っていたので、けっこう驚きました。


でもやっぱり、今まで見た事のないキリストの姿に、ちょっと考えさせられるなって思ったりもします。

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麦畑の中にある学校は、周り一面金色。風に揺られてファサファサ~という音色が心地よい。

そんな感じで200人くらい検査して、2人ほど陽性が出るという状況。

陽性の子供は、今後団体からサポートを受ける事になります。


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帰り道、癒しを求めて滝を見に行きました。




PMTCTの方は、最近主に妊婦さんのHIV検査のお手伝いをしています。

やっと少しずつ言葉が分かるようになってきて、検査前後の説明をスワヒリ語でするようにしています。

ちゃんと真剣に聞いてくれて、質問をしてくれる人もいます。

もっともっとしゃべれるようになって、うまく説明できるようになりたいな。

勉強しなくちゃね。
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by chura-harufu | 2010-07-18 06:04 | HIV/AIDS

カウンセラーの心得

ここのところ、めっきり寒くなりました。

赤道直下とはいえ、標高1827mのこのナロクの町は、寒い。

南半球になるので日本とは季節が逆、今が冬です。


朝晩は特に冷え込んで、今日なんてベッドから出るのが嫌で「さぼろうかな~」という誘惑に負けそうになりました^^;
いえ、ちゃんと行きましたけど。

昼間はまだいいのだけど、それでも暖かいチャイが格別美味しい季節です。

チャイマサラも常備しているので、しばらくはまっちゃうかもね。




病院で暇な時間帯には、チャイを片手に本を読んで過ごす事が多いこの頃です。

先日帰国した先輩隊員にいただいたエイズ関連の本だったり、ドミで借りてきた本が中心ですが、病院にある資料を読む日もあります。

先日も、看護師のマカウが参加したというワークショップの資料を貸してもらって読んでいた時の事。


ページをめくった途端目に入ってきた、人の顔?

「ん?何これ? 」

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ちょっとかわいい

一瞬、眠くなったマカウが暇つぶしに講師の顔でも落書きしたのかと思いました。

良く見ると、

「カウンセラー 大きな耳 大きな目 小さな口」

と書かれています。


これはつまり、「カウンセラーの心得」なんですよね。



クライアントと接する時は、相手の言う事を良く聞いて、相手の事を良く観察し、口をはさむのは最小限に。


これを見ていて、ふと昔彼氏に言われた事を思い出しました。


「自分の話をする方は気持ちがいいけど、自分に関係ない話を聞く方は大変なんだよ。むしろ苦痛って時もあるんだから。気をつけないとダメ。」


友達と話してる時に自分の事ばかり話してる私を心配して注意してくれたのでした。


「話し上手は聞き上手」と、言いますよね。


今思い出しても、ああ、そうだよなぁって納得する言葉。

なので、気をつけようっていつも思ってはいる。

・・・思ってはいるんですけどね。



カウンセラーとしてクライアントと向かい合う時、やっぱりそれはプロの仕事なんだって思う。

相手の話を真剣に聞くというのは、簡単のようで実は難しいから。


会話の中に出てくる一瞬のキーワードがSOSなのかもしれない。
それを聞き逃さないよう、大きな耳で。

表情の変化や、仕草は、言葉以外のメッセージ。
だから、大きな目で見逃さないように。

溢れてくる感情と向かい合っている、クライアントの邪魔をしないように。
小さな口から発する少しの言葉で、うまくその手助けをするように。


同情じゃなくて、共感する事。

相手の心に寄り添うような位置に立つ事。

だから、聞き手側に立つというのはすごく神経を使うんだって、彼氏の言葉と共に実感です。



私はカウンセラーではありません。


言葉の問題、外国人である私。

HIVの知識は、病気そのもの以外にもこの国の医療体制、部族の文化・風習など、知らなきゃいけない事はたくさんあって、ちゃんと理解するのは難しい。


それでも今ここにいる意味。

一人一人に寄り添えるような人間になりたいんです。
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by chura-harufu | 2010-07-08 04:32 | 未分類

危険な楽しみ?

本日の予定は、夕方からセカンダリースクールに行く事になっていました。

先週も同じ学校に行って、生徒を対象にHIV検査をしました。

今日はその続きでHealth talkをするはずだったのですが・・・。

結局予定の時間になって、車が手配できないと言われてキャンセル。

担当のヒルトンがすごく悲しそう。
せっかく楽しみにしていたのに、残念だよね。

また次、ちゃんとアレンジしてがんばろう。


そういう感じで予定時間より早く帰る事になったのでいつものようにアンの店。


七夕の話で盛り上がりました。

天の川の事や、織姫と彦星の話。

私「だから、中国では恋人達の日としてお祝いするらしいよ。」

アン「へ~、バレンタインみたいだね。じゃあマリエの彼氏、今年は一緒じゃないから寂しいね。」

うん。

天の川を隔てた距離はかなり遠いだろうけど、日本とケニアも十分遠い。

1年に1度だけ会える二人、なんとなく気持ちが分かる。
私も超遠距離恋愛中だもの。

まぁ、空の上にはスカイプなんて便利な物はないかもしれませんが。



その後話題が変わって、HIVの事に。

潜伏期間とか、お薬の事とか話してたんだけど、

アン「そういえば、私の知ってる人にね、HIV陽性なんだけどお薬を飲んでかなり元気になった女の人がいるよ。今ではプクプクに太って、見た目ではHIV持ってるなんて全然分からないの。」

私「それはいい事だね。ちゃんとお薬が効いてるんだから^^」

アン「うん、ただね、その人、色んな男の人と寝てるんだけど、その人達の名前をリスト作って保存してるの。自分が死んだらそいつらに見せて、自分がHIV陽性だって知らせてやるんだって。多分、コンドームも使ってない。」

私「はぁぁ??なんでそんな事してるの?」

アン「知らないけど、そういう事してる女の人、たまにいるみたいだよ。」


・・・・・。


恐ろしい・・・。



全くその彼女の気持ちは理解できません。
何かの復讐とか?自分だけじゃなくて他の人を巻き込んでやりたいとかいう暗い考え?


でも、それって、かなり危険な事です。

彼女がARVを飲んでうまく治療効果が出ているという事は、体内のHIVの数も検出限界以下に抑えられてるんだと思います。
その場合、他の人に感染させる可能性も低くなってきます。

逆に、相手の男の人がHIV陽性で、なんの治療もしていない場合、その人からウイルスをもらってしまう可能性が高いです。
元々、女性から男性より、男性から女性の方が感染しやすいんだから。
この辺りだと割礼してる男性が多いだろうし。


HIVって、1種類だけではありません。
いくつもタイプがあるし、薬剤耐性を持ちやすく、すぐに変化する。

つまり、すでにHIV陽性の状態で2重3重と感染を繰り返していくと、今飲んで効いている薬では治療できなくなる可能性もあるのです。


怖いよ~ ><。


理解でいないけれど、そういう人がいるっていうのが事実なら、それもなんとかしなきゃいけないね。

はぁ、なんかショックです。
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by chura-harufu | 2010-07-07 02:23 | HIV/AIDS



青年海外協力隊(エイズ対策)としてケニアでの生活をお伝えします
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