ケニアに恋して

カテゴリ:HIV/AIDS( 25 )

お葬式

先週、ナイロビから帰ったその日の朝にアンのおばさんのマリーが亡くなりました。


死因は脳髄膜炎。

でも、その背景にはHIVがあります。


マリーは、うちの病院に入院していた患者さんでもありました。

アンと一緒にお見舞いに行った事もあるし、仕事で病棟に行く時はちょくちょく顔を出して声をかけたりしていました。

私が一人で会いに行くと、

「今日はナセリアン(アン)は一緒じゃないんだね。」

「うん、今の時間はお店で働いてると思うよ。調子どう?」

「ああ、大丈夫だよ。」

「お薬を飲めば、きっとそのうち良くなるよ。」


なんて会話をしていたのに。

マリーはデフォルターでした。

元々ARTを始めていたのに、どういう理由かお薬を飲まなくなってしまったのです。
もしかしたらほとんど飲んでいなかったのかも。

マサイの中には病院のお薬を嫌って拒む人はたくさんいます。

入院してきた時にはすでにボロボロの状態で、やせ細ってかなり年老いて見えました。


CCCのカウンセラーと週に何回か病棟に行って様子を見ながら、お薬の事を説明して、今度こそ続けられるようにってちゃんと理解してもらおうと話し合っていたんです。

それがうまく行けばきっと元気になるだろうって信じてた。


なのに、あっけなく逝ってしまいました。
アンから聞いて、なんだか力が抜けてしまったよ。


マリーの葬儀が今日だったので、職場にはお休みしますと伝えて参列する事に。


午前中、病院の裏にある遺体安置所に集まって、棺に納められたマリーの顔を見ました。

意外なくらい穏やかな顔をしていて、でもそこにはもう魂はないんだっていう冷たさが伝わってきて悲しくなった。

そこから人が集まるのを待って(そこはケニアなのでやっぱりかなり時間オーバーしてたけど)、車で埋葬する場所まで行きます。

車のサイドミラーやアンテナには、葬儀に向かっているという合図らしい赤いリボンを結びつけて。


ギュウギュウ詰めの車に揺られて到着。

泥でできた小屋(マニャタ)と小さな畑があってあとは藪、というような場所。

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周囲には、まだへその緒も取れてないような小さな赤ちゃんヤギ。

たくさんの人が集まり、中心に棺が置かれ、葬儀が始まりました。
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通訳の人がついて、スワヒリ語とマサイ語の同時進行です。

家族や友人のスピーチ、神父様の話、全員で合唱。


その後埋葬。

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ケニア人は感情表現が豊かで、こんな時も抑えることがない。

棺を埋める時も激しく泣き叫ぶ人、悲しみのあまり気を失って運ばれていく人がたくさん。

私も泣いてるアンの肩を抱きながら悲しかった。
数えるくらいしか話した事ないけど、やっぱりいつだってお別れは悲しい。


【余談】
ケニアではほとんど土葬だそうです。

今回だけでなくケニアでよく、

「日本では、死んだ人の体はどうするの?」

という質問を受けます。

火葬だと答えると、大抵その後、

「焼いた灰は川とか海に流すんでしょ?」

と言われます。

どうやらインド(ヒンズー教?)のイメージと被っているみたい。




マリーのお墓は、景色のいい丘の上。

苦しい事もあっただろうけど、ここでどうか安らかに。




HIVだけが特別な病気じゃない。

どんな病気でも、事故だとしても、「死」の前にはどの人も平等。

残された人の悲しみも。


ただ、HIVの現状がもっと違えば、マリーは死ななくても済んだんじゃないかって思ってしまう。

スティグマを減らす事ができていたら、もっと正しい知識を広める事が出来ていたら。

まだ若かったマリーも、ちゃんとお薬で治療をできていたんじゃないかな。


今となってはマリーがどう考え、何を想っていたのかは分からないのだけれど。

私がケニアでやっている事、これからやる事が、少しでも役に立てばいいな。
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by chura-harufu | 2010-06-30 04:10 | HIV/AIDS

停滞中

ナイロビから戻り、また職場に通ってますが、はっきり言って暇です。


いくつかやりたい事もあるのですが、今のところ返事待ちだったり、自分から動きにくい状況ってのもあって。

ちょこちょこ周りのお手伝いをしたり、本を読んだりして過ごす日々が続いています。

最近帰国した先輩隊員からいただいた本や資料を読みこんで、今後の参考にするのはそれなりに有意義ではあります。

動けない時に無理してジタバタするより、とりあえずアイディアを書きためて、状況を良く観察しようと思っています。
(情報収集を常にしていないと、コロコロ話が変わってしまうのでけっこう必死)



午後一人優雅に本を読んでいると看護師のマカウとサンケイの会話が耳に入ってきた。

スワヒリ語だったので、全部は聞きとれなかったんだけど、こう言う感じの話でした。


別の病院(かヘルスセンター)でHIV検査を受け、その結果陽性で、ARTまで受けてる人が転院してきたらしいのですが、こちらで再度検査をしてみると実は陰性だったというのです。


え~~、マジですか。


なんでそんな事になったんだろうか。


簡易検査で結果が間違っているというのは、実はたまに起きている事なのです。

それ自体も大問題なんだけど、ARTまで行っちゃうって、どうなってるんだろう。

だって、以前の日記にも書いたけど、お薬を飲むタイミングと言うのはまずCD4の検査をして、状態を見極めてから始めるはずなんです。

それをすっ飛ばしたって事?


この後ちょっとバタバタしてたもんだから詳しく話を聞く事が出来なかったんだけど、今度ちゃんと確かめなければ。


今回の場合は実はHIVに感染してませんでした、良かったね(良くないけど)で済むかもしれないけど、逆の場合も起きてるって事なんだよね。

話には聞いてたけど、怖いなぁ。


他にもちょっと気になる話を耳にしたので、確認しておかなきゃ。

明日は用事があって病院に行けないけど、明後日、また色々情報収集して回ります!




話は変わりますが・・・

昨夜「闇の子供たち」という映画を観ました。

日本にいた時にちょっと気になっていたのをネットで見つけたので。


後味は悪いです。

「臓器売買」「幼児人身売買・売買春」というテーマを扱っているので、重いのは仕方ない。
(内容はフィクションなんですが。)

こういうテーマって興味ないと普段中々考えないので、きっかけとしてはいいのかもしれません。

ただ、やっぱり映画なので「あれ?」と思う個所はいくつかありました。


その中で一つ、どうしても気になるのはHIV/AIDSの扱い。

売春宿に売られてきた女の子が、短期間のうちにAIDSを発症して使い物にならないという事で捨てられてしまうのですが、それはおかしいのでは?と感じてそこから先どうしても納得できなくなりました。


性産業とHIVが関連してくるのは否定はしないけど、それだけじゃないでしょ?

こういう映画とかドラマとかってよくHIVが簡単に描かれるけど、慎重に扱わないと誤解を招く表現になったり、HIV陽性者に対するスティグマを強める気がして怖い。


今の私の立場から、敏感になってるから余計気になったんですけどね。

原作の方は読んだ事ないので、機会があれば読んでみます。
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by chura-harufu | 2010-06-29 01:11 | HIV/AIDS

許せない

こないだからアボカドにすっかりはまり、2日に1回くらいのペースで買っています。

今日も市場に行って、馴染みのお兄ちゃんに、

「バナナ2本とアボカド1個ちょうだい」

と言うと、聞き間違えたみたいで4本切ってくれました。

「違うよ、2本だよ。あ、でもせっかく切ったし、いいや、4本もうらうよ。」

「ありがとう。じゃあ、1本はおまけしてあげる。ついでにアボカドも、今日はサービス!2個入れとくね~」

わ~い、ラッキー^^

なので今夜はアボカドを食べつつ、パックを作ってみようと思っています。
(レモンもあればよかったな)



お仕事の方は、ゆっくりと進行中です。

午前中は病棟をまわって患者さんの様子を確認したり、小さいミーティングに参加したり。


午後は特にやる事がなく暇だったので、薬局で薬剤師のニャンブラから色々教えてもらいました。

初めの頃はお薬の名前も覚えてなくて大変だったけど、今では一通り把握できてるので説明もスムーズに理解できます。

今日聞きたかったのは、PEPについて。

PEP=Post Exposure Prophylaxis

つまり、なんらかの感染リスクの高い出来事のあった直後に、お薬を飲む事で感染を防ぐという物です。

具体的には、交通事故や暴力(ケンカとか)で他人の血を浴びた、医療従事者の針刺し事故、そしてコンドームなしでの性行為、など。

ここの施設では月に約8人程度のクライアントが来るとの事。

びっくりしたのは「子供が使用済みのコンドームを口にした」という事例。


ケニアに来て、嫌だなって感じる事の一つに、ゴミの多さがあります。
大人も子供も、ゴミは普通にその辺にポイ捨て。
その為、町中ゴミであふれ返っています。

町の状況を考えると、そんな事があってもおかしくないのかもって思えます。

時々同じ事が起きていると聞きました。
なんとも嫌な話。

ワークショップでコンドームの説明をする時に、

「使用済みのコンドームは、子供の目につかないよう、ちゃんと処理しましょう。」

と言っていた理由が分かりました。

その時は、「あたりまえじゃない?」って思ってたけど、自分の常識とは違う現実があるんだってことに衝撃。
こんな事がもう起きないように、ちゃんと伝えていかなきゃいけないんだね。


PEPの方法と効果についても教えてもらいました。

方法としては、大人の場合、2種類のお薬を一日2回、28日間飲み続けるというもの。
子供の場合は、体が小さい分感染の危険も高いという事で、更に2種類多めに飲みます。

リスク行為のあった時点から3日以内にスタートすれば効果が期待できるのだそうです。
もちろん早ければ早いほどよくて、

1日目→95%
2日目→65%
3日目→50%以下
それ以降は効果なし

という確率で、感染が防げるのだと教えてもらいました。




その後PEPの記録簿を出してもらって、パラパラとめくっていました。

目につくのは、「RAPE(レイプ)」という言葉の多さ。
気がめいって、ため息が出てきます。

そしてショックだったのが、6歳前後の女の子の名前がそこにたくさんあった事。

中には2歳という信じられない記録も。


もちろん、大人ならいいかって言ったらそんな訳ないけど、力のない抵抗できない子供にそんな事するなんて・・・。

痛かっただろうね、怖かっただろうねって、被害者達の事を想うと胸が苦しくなって、なんか泣けてきた。



仕事帰り、アンの店でこの話をすると、

「前にそんな話を聞いた事あるよ。その時は、犯人は父親だったんだけど、母親が出かけてる時に6歳の娘を襲ったって。ひどすぎるよ。私だったら、自分の娘達がそんな目にあったことを知ったら相手を殺すと思う。例えそれが大好きな夫でも!」

うん。
知らない子でもこんな気持ちになるんだから、親だったらどんなに辛い事か。


許せない。


体だけじゃなくて、心も壊すような犯罪だよ。

HIVや他の病気、望まない妊娠も防ぐことはできるけど、心が癒えるのは時間がかかると思う。

被害にあった人達が、今後幸せな人生を送れるといいなって心から願います。
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by chura-harufu | 2010-05-29 01:59 | HIV/AIDS

ユースセンター

同期隊員のブログを見て、アボカドが食べたくなりました。

こちらでは一つ10Ksh(12円くらい)で売ってます。
安いけど、なんとなく手が出なかったのですが試しに買ってみる事に。

サラダにしても美味しそうだけど、前に語学学校で出されたのを思い出して、ちょっと真似してみました。

ジャガイモやニンジンを煮込んでご飯に乗せて、アボガドを切って一緒に添える。
ついでに茹でたほうれん草も乗せてみました。

けっこう美味しい♪


どうやらアボカドは今がシーズンらしいので、色々試してみようかな~なんて思ってます。

お肌にもいいので、そのうちパックとか作っちゃうかも。





今日の午前中は、病院の敷地内にあるユースセンターに行ってきました。


1年ほど前にオープンした施設らいいのですが、管理体制が悪く(物がなくなるとか)、継続できなくなって今年の2月以降閉鎖されていたようです。

それはもったいないので、病院スタッフにもまた動かしたいねって話していました。


それが2週間ほど前から再起動し始めたのです。


前とは違うグループ(CBO)が運営しているとの事。



という事で、仲の良いスタッフに声をかけて

「ビリヤードがてら様子を見に行こうよ!」

と誘って行ってみたという訳です。




ユースセンターは基本、朝9時半から夕方5時まで開いています。
(でも、今日行ってみたら11時にオープンしました)

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入口の前にはビリヤード台が置かれていて、誰でも無料でプレイできます。
(ただし、小さめでボールも一個足りないです)


建物は小さく、中にはHIVや結核などの感染症予防や薬物乱用に関する資料・ポスターが展示されていました。

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壁に書かれていた文字が中々インパクトがあった。。
「He is Sexy He is Hot But Is he SAFE?」

別室ではHIVの検査とカウンセリングが受けられるようになっているようです。


そこのオフィサーに、現在の状況や今後の方針などについて伺ってきました。



このグループでは、毎週末各地域でスポーツ大会(主にサッカー。他にもバレーボールやバスケットなど)を開催して学生を集め、その試合の前に健康教育を行う、というのが活動の中心。

例えば、コンドームについて、割礼・女性器切除とHIVとの関連・薬物乱用・・・など。


サッカーはケニアでも人気のスポーツだし、そこでもらえるソーダやパンを目当てに来る子達もいるようです。

中々いい活動をしてると思います。


ただ、どこでもそうだけど資金不足が悩みの種。

コミュニティーで助け合いたいって目的で動いてるから、ビジネスライクにはしたくないけど、それでもやっぱりお金がないと難しい事も多い。
今は誰かのポケットマネーでやってる場合もあるんだとか。

う~ん。それだと、ずっと続けていくのは厳しいよね。

資金が確保できれば、もっと活動の幅も広がりそうだけど。



せっかく再開したユースセンターなので、学校に行けていない子供達に勉強やPCの使い方を教えたり、生活に関する悩みなども聞ける場にしたいと話しています。

何か協力できる事があれば手伝いたいです。おもしろそうだし。


そこで、前からちょっとやりたいなって思ってた事を相談してみました。


せっかく私がケニアに来てるので、日本の学生とこちらの学生の交流持つって言うのはどうでしょう。

例えば手紙の交換とか、インターネットを通しての交流とか。

具体的に何ができるかはまだ分からないけど、それだと日本の学生にとってもいい経験になるんじゃないのかな?なんて思ってたりするのです。


もちろん、一人で勝手に突っ走っての行動はできないので、ちょっと様子を見ながらできるかを見極めていく事にします。

オフィサー達も、興味を持ってくれたので、実現するといいな。



帰りにいつものようにアンの店に行くと、子供たちはおやつにチップス(フレンチフライ)を食べてました。


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「マリエ、チップス!はい、あ~ん」

と、フェイス。

お手々が油でベトベトだよ~。
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by chura-harufu | 2010-05-27 04:19 | HIV/AIDS

ザ・避妊

アンの店ではコンドームも販売しています。

病院では無料配布されてるし、そんなにニーズあるのかなって思ってたら、最近買いに来ている人を発見。

無料で手に入るところを、わざわざお金を出して買いに来るっていうのは、ちゃんと必要性を理解してるってことだよね?とちょっと感心。


これは、エイズ対策隊員的には興味深い!
さっそくアンにインタビュー!

「アン!コンドームの種類と値段、教えて!」

「え?何?マリエ欲しいの?」

いや、そうじゃなくって・・・。


この店で扱っているコンドームは三種類(1Ksh=約1.2円)

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(右)TRUST・・・3個入り10Ksh。ケニアでは良く見かける銘柄です。町を歩いていると、このイラストがペイントされている建物(お店)を見かける事も。アンいわく、プレーンタイプだそうです。

(中)RAHA・・・3個入り40Ksh。表面にボコボコしたのがついてるらしい。お値段高めだけど、見てるとこっちが良く売れてるっぽい。

(左)femiplan・・・6個入り40Ksh。イチゴの香り付き。これは売れてるのは見た事ないです。名前からして、女性がターゲットなのかな。

という感じらしい。


女性用コンドームは、他でも中々見かけません。
男性用と比べると一つ200Kshくらいで、かなり高くなってしまうし使い方がちょっと難しいからかな?
ワークショップでアンケート取った時も、使った事ある人は30人中1人という感じでした。


病院スタッフやアンに聞く話だと、この町にもコマーシャル・セックス・ワーカー(CSWs)がたくさんいるらしい。

特に8月のお米の収穫時期になると、お金がたくさん手に入るのでそれでハメをはずして遊びに来る人が増えるんだとか。

その料金を聞いて、ちょっとへこんだ。

コンドームなし→1000Ksh
コンドームあり→500Ksh

そんな料金で女性が売り買いされるのかっていう現実と、コンドームなしだと倍だなんて。

そして、男性が男性(男の子)を買う時は300Kshくらいだそうです。

更にへこんだ・・・。


なんか、色々難しいね。

もっと知らなきゃいけない事がたくさんありそうな気がします。
それは今後の課題でしょうか。



避妊という事で、ついでに病院でよく扱っている方法をご紹介します。


【ピル】
これは日本でも一般的に知られている方法です。
2種類あって、1シート21錠で、21日間飲んで7日休むというタイプと、1シート35錠で、35日で飲みきったら休みを取らずに次のシートに行くタイプ。後者は基本的に出産後6ヶ月以内の授乳中のお母さんに処方されているらしいです。


【DEPO】
これが一番人気の方法で、月に250人くらいがやってきます。
3ヶ月に一回注射することでピルを飲んでるのと同じような状態に保つというもの。その期間は月経が止まるらしい(そうならない人もいるそうですが)。
飲み忘れの心配がないのが利点かな。
日本ではまだ認可を受けていない方法なのですが、通信販売で手に入るようです。それはどうかと思うのですが・・・。
(もっと驚いたのは、ARVが通販で売られてる。それはもう、かなりまずいんじゃないでしょうか)


【インプラント】
これは月に30人くらいのクライアントがいるようです。商品名はJADELLE。
上腕の内側に、二本のチューブを埋め込みます。これも、状態としてはピルやDEPOと同じように女性ホルモン(黄体ホルモン・プロゲステロン)の血中濃度を高く保つ事で避妊効果を発揮し、しかも5年間有効。
その間、月経が来る回数はかなり減るようです。(正確には分かりませんけど、半年に一回とか)
で、5年経ったら取りだします。

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こういうやつです

ちなみに、埋め込みと取り外しの手術、どちらも看護師がやってます。その様子を見て、「これは一生やらない! 」って思いました。


手術中は麻酔かけてやるんだけど、切開場所がちょっと離れてたみたいで2つ目のチューブに届かない。
グリグリ~ってやってるうちに

「痛いです><。」 と、 クライアント。

「あはは~痛いんだって。麻酔足そうか。」 と、 看護師。

あはは~じゃないよ!!(心の声)

その後麻酔を足して、更にグリグリ。

結局届かなくて、もう一か所切りました。


恐ろしかった~。



という感じの現場です。

他にもの避妊法もあるんだけど、やっぱりホルモン系が主流かな。

ファミリープランニングとHIVを含めた性感染症(STI)は関係が深いので、その内もうちょっと関わってみようと思います。
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by chura-harufu | 2010-05-26 03:23 | HIV/AIDS

病棟

今週は、CCCのスタッフと一緒に病棟を回る事からスタートしました。

月曜日は、新しく入院してきた患者さんのHIVテストの日。

二人ずつグループに分かれて各病棟を回っていきます。


くじ引きでどこを担当するか決める事に。よく分からないけどキャーキャー盛り上がってます。
私のパートナーになったのは、男性スタッフのジュマ。
めちゃくちゃ背が高いです。


私は今回記録係。

ノートを片手に、ジュマを追いかけ検査した人の名前と年齢、結果を記入していく。

今回はみんなスワヒリ語で通じるから大丈夫



で、この検査で引っ掛かった人は翌日、CD4カウントの為にまた採血をします。


何回か日記でもCD4って書いてるんだけど、一応説明。


CD4(Cluster designation 4)とは、主にヘルパーT細胞(白血球の一種)の表面にある物質です。

ヘルパーT細胞って何?って思う人もいる事でしょう。
(アロマを勉強してる人にはお馴染みかな?)


人の体には、外からの侵入者(この場合、細菌とかウイルスとか)と戦って、身を守るシステムが存在します。

そのシステムの事を「免疫」と呼んでいます。

これには体の中の色んな細胞がそれぞれの得意分野で役割分担をして頑張ってくれています。


まず、バリアーを作って敵を中に入れないようにする細胞(皮膚とか粘膜)。
敵を見つけたらいち早くそれを見つけて、食べてやっつけて、その事を知らせる細胞。
情報を集めて指令を出す細胞。
指令を受けて、武器(抗体)を作り出す細胞。
戦いの終わりを知らせる細胞。
敵の情報を記録して、次の戦いに備える細胞。

などなど。

それぞれなくてはならないし、協力しあって働いています。


この中でヘルパーT細胞は、指令を出す係。
つまり、免疫の中でも中心的な役割を担っている細胞なのです。

CD4はこのヘルパーT細胞の表面に存在するので、CD4カウントと言うと時はヘルパーT細胞の数という事になります。
(ホントは、ヘルパーT細胞以外にもCD4は存在するけど、ややこしいのでそこはスルーで)

なぜCD4カウントを調べるのか?


それはHIVと密接な関係にあるから。


HIVの表面にはgp120という物質が存在します。

このgp120が、実はCD4と親和性があります。(くっつきやすいって事)

なので、HIVが体に入ってくると、ヘルパーT細胞が狙われます。

敵から身を守るための大事なヘルパーT細胞。
免疫システムの総司令官!


それが狙われるんだから、たまったものではありません。


HIVは、ゆっくりジワリジワリとヘルパーT細胞の間に広まり、放っておくと、しまいには全滅させてしまうのです・・・。

恐ろしや。


こういうの考える時、ウイルス自体がこの仕組みを作ったのか?って疑問を持ってします。
人の体の仕組みを勉強する時も同じように感じるけど、すごくないですか?
自然の脅威というか、何かこう、意図的な策略というか・・・。


この数が減って行くほど、AIDS関連の症状が増えていきます。
免疫の状態を知る指標ですね。

病院では、ある一定のレベルまでCD4カウントが下がった時にお薬(ARV:抗HIV薬)を飲み始める時期だと判断します。

なので、HIV感染が分かってもすぐにARVの服用が始まるわけではありません。

という事で、CD4の検査はとても大事なのです。


そのCD4の検査が、ここの病院では毎週火曜日と決まっているのです。


CCCに通う患者さんの場合は、検査室に採血に来ます。

病棟の患者さんは、月曜日の検査で陽性だった場合、火曜日に採血して検査、という訳。

ただ、入院しているとい事は具合が悪いのだから、けっこうCD4カウントも落ちてる場合がほとんど



ここはやっぱり日本じゃないんだよなぁって実感することも多い。

アンも、病棟に誰かのお見舞いに行く時辛いと言います。


お金を多く払えば個室に入る事もできるけど、そんな余裕がない人は一般病棟の大部屋で、カーテンとか仕切りはないし、プライバシーなんてそんなものはありません。

(更にお金のない人は、無料で入れる離れ見たいのがあるけど)

ベッドは小さくてマットレスは沈みきってるし、周りの患者さんもボロボロ状態で気がめいる。
ハエとかバッタとかナイロビフライ(刺されると危険らしい)とか、その辺いっぱいだし。

そして、臭いも独特で、とくに子供の病棟はきついです。

衝撃だったのが、1歳半の子供の採血。

がりっがりにやせてて、針刺すのもかわいそうなんだけど、泣き方も他の子みたいに力がなくて、暴れる元気もないのがなんか切ない。


下痢もしてるらしくて、刺した瞬間そのショックかオレンジ色の液体が漏れ出てくる。
それを気にもせず、ギュッと抱きしめる母親。


日本じゃ経験した事なかったよ。


病棟に行くと、毎回そんな感じで、衝撃を受ける事が多いな。

それでも、子供に話しかけてあやしてる時、そのやり取りを見つめるお母さんの顔がすごく優しかったりして、とってもホッとしたりするんです。

ナロクが好きです。
私を受け入れてくれたこの町の人達も。
患者さん達に手の届くこの距離も。

私に何かできる事、あるかな。
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by chura-harufu | 2010-05-19 04:32 | HIV/AIDS

スティグマ

本日は、Chest Clinic のスタッフと二人で別の病院へ見学に行きました。

お土産にTB関係のポスターやパンフレットをたくさん抱えてテクテク歩いてタクシー乗り場へ。
これは全くのボランティアなので、タクシー代は自腹です。
一人片道70Ksh。


で、さすがケニア。

途中で手を挙げる人がいれば限界(を超えて)までギュウギュウ詰めで乗り込みます。
(タクシーなんですけど・・・)

本来5人乗りの車に8人。
最後に乗ってきた人なんて、もう無理でしょって思ってたら、サイドブレーキの上に座らされてました。

うわ~


それで、ガタガタの道をかなりのスピードで行くものだから、怖いったら。

こんなところで死にたくないよぉ。

着いた時にはすっごくホッとしました。



今回お邪魔したのは、ミッション系の病院。

想像していたよりもけっこう大きくて、だだっ広い野原(?)に開放的な空間、という感じ。


まずは、病院のディレクターにあいさつをして、私が県病院でボランティアをしている事、他のファシリティーとも連携してHIVやTBの患者さん達をフォローしていきたい事を伝えました。

で、その後はいくつかの部署を見学して、県病院よりいい機械が揃っている事にびっくり。

検査室ではかなり細かく説明をしていただき、ここでCD4カウントができると知って更にびっくり。

CD4カウントは、HIVの患者さんの状態を知るのにとても重要な検査ですが、県病院ではそれはできなくて、毎週火曜日だけ採血して州病院に送っているのです。


ミッション系っていいんだね。勉強になりました。



毎週木曜日はHIV患者のクリニックデーで、陽性者グループの集まりがあるとのこと。

で、せっかくなのでそれにもお邪魔してきました。

話し合いはすべてスワヒリ語だったので内容がちょっとしか理解できず、後で一緒にいたスタッフが英語で説明してくれました。

今日の話のテーマは、「HIVとTBについて」、「予防接種について」、「病院での出産の利点について」ということだったのですが、話はみんなの悩みについての時間が盛り上がっていました。


ここで、スティグマ(差別的な烙印)の存在を痛感。


「私も主人もHIV陽性ですが、娘は陰性です。その事を知っている娘は、私の事を拒否し、この人は私の母親ではないと言うのです。」

「私も、夫婦そろって陽性で、小さな息子もHIVを持って生れてきました。主人はその事が受け入れられず、息子と一緒に寝たくないし、顔も見たくない。しまいには殺したくなると言います。それで私は息子と一緒に家を出ました。」

「私の近所の人は、HIVについてあまり知らないようで、私の病気を知って、『お前は明日にでも死ぬ』と言い、次の日会えば、『今日生きてるなら、今日中に死ぬんじゃないのか?それなら食事を摂るのももったいないから、食べ物を買う必要はない!』と言ってきます。その事をとてもストレスに感じています」

といったような内容でした。



HIV/AIDSは、かなり偏見や差別を受けやすい病気です。

病気そのものよりも、その差別が辛いという患者さんもいます。

デフォルターにしても、病院にお薬を貰いに行くにも人に見られるのが怖いという理由もあるだろうし。


スティグマはHIV対策の中でも大きな課題になっています。

やっぱり啓発活動って必要だね。
もっと、この病気について正しい知識が広まればいい。


悩みは直接聞いてみないと分からない事もたくさんある。

病院にいるだけじゃ、この声は聞こえない。

スワヒリ語をもっと必死でがんばろうって思った。


自分に何ができるか分からないけど、残りの任期、少しでも役に立てますように。
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by chura-harufu | 2010-05-14 02:21 | HIV/AIDS

フィールドワーク

今朝はちょっとやってみたい仕事があったので、いつもより早めに職場へ向かいました。

Defaulter Tracing

HIVは、今の医療技術では完治させることはできず、ARVというお薬を使ってウイルスを抑え込むのが精一杯。
ただ、この薬がうまく効いていればかなり健康な人と変わらない状態を維持する事ができます。
最近ではこれで寿命をまっとうする事ができるし、母子感染もかなりの確率で防ぐ事ができます。

ただし、一度飲飲み始めて途中で止めてしまうとウイルスに耐性ができて効かなくなってしまう。

なので、「必ず飲み続ける事」が重要なのです。

でもやっぱり、それをすべての患者さんが守れる訳ではなく、病院に来なくなってしまう人もいる。
そういう人を「デフォルター」と言います。

という訳で、今週は他の業務の合間に、大量にあるファイルの中からデフォルターを見つけ出す作業をしていたのです。

これをやってると、以前勤めていた睡眠クリニックの事を思い出す。
デフォルターの問題は共通してるなぁ。

で、2日かけてデフォルターを洗い出し、これまた大量に出て来たデフォルター(本当に驚くべき数!)をリストに起こしていく作業をやろうと思ったわけです。

この一連の流れは、電子カルテさえうまく動かせればちょちょいのちょい!だろうに・・・。


という訳で朝からデスクに張り付いて、昨日の晩家で作ってみたデフォルターリストに書きだす作業をしていました。


そこへカウンターパートのDASCOがやってきて、

「あ、マリエ、ここにいたのか。これからフィールドワーク(アウトリーチVCT)が出るよ!狭いけど、車に乗れそうだから一緒に行っておいで!」



おお!それは行かなければ!

前から行きたいと思っていて、月曜日にDASCOへ直接頼んでおいたら早速声がかかったのです。


「帰ったら続きをやるから、そこのファイルそのままにしててね!」

と、他のスタッフにお願いしつつ、カウンセラーさん達と車に乗り来む。


また、内容が良く分からぬうちに出発。


確かに狭い。
多分5人乗りの車に7人乗ってるからね。
昨夜の大雨の影響で道はかなり悪くて、タイヤが左右にツルツル滑り、まるでアトラクションのよう。
私はこういうの平気だけど、乗り物酔いする人には地獄かも。


で、着いたところはのどかな学校。

お仕事開始まで時間があるらしく、スタッフはみんな芝生の上でくつろいでいる。

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平和そうに見えますが、頭の上になぜか虫(羽アリみたいなやつ)がたかってて、私はそれを追い払うのに必死。
そして、日差しが強くて、ああ、焼けてしまう・・・。


どうもここは、孤児たちが通っているらしく、年齢も様々な子供達がわらわらと出て来ました。

私の姿を見つけて、珍しかったのでしょう、すごい人だかりになってしまいました。

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「Habari zenu?」 (こんにちは。元気?)

と言うと、

「Nzuri!!」 (元気だよ!)

と、元気いっぱいのお返事が。

今回のクライアントはこの子達です。


対象の子供たちが教室に集められ、一人一人に検査キットを配り、スタッフが机を回って検査していく。

私はそれを配るお手伝いと、バッファーを滴下していく係を担当しました。

貧血検査を思い出す。


ほとんどの子供達が騒がずおとなしく検査を受けてるので感心しました。

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ただ、一番小さな、多分2、3歳くらいの男の子はやっぱり怖がって泣き出してしまいました。

そりゃあ、そうだよね。 私だって、怖いもん。

他のスタッフが指を刺し、押さえてる間に私がキットへ血液を採取。

その後もシクシク泣いてる姿がなんとも切なげ。

よしよし、と頭をなでていると、隣に座っていた、その子よりちょっと大きな男の子(4、5歳くらい)が、自分の服の袖で涙を拭いてあげてる。

そのやり取りに胸がキュンとなりました。

なんか、いいな。



今日は50人の子供達を検査し、結果は全員陰性。
ホッとする。

ただ、このやり方ってどうなんだろう。
陰性ならいいんだけど、陽性だった場合、どう対処するのかな。
いじめとか、そういうの問題は起きないのだろうか。

新たな疑問は湧きつつも、初めてのフィールドワークが終了。


他にどんな場所へ行ってるのか、どこの団体の支援で動いてるのか、カウンセリングの流れや、陽性者への対応はどうなっているのか、気になる事はたくさんあるので、そのうち調べてみようと思います。
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by chura-harufu | 2010-05-13 02:03 | HIV/AIDS

勉強の日々

日記を書こうとPCを開いた瞬間、後ろの方でバタバタっと怪しげな音が。

ビクッ!

振り向くと黒い影。

え、何?

良く見ると、クンビクンビでした。

なんだ、イリゲンテンデか。


写真でも撮ってみようかしら、とフラッシュをたくと、それに驚いてひっくり返ってる。
(一度ひっくり返ると自分では中々起きられないみたい。間抜けだ・・・。)

で、一枚一枚羽を落として行くのです。

a0155216_2194841.jpg

これがクンビクンビ(イリゲテンデ)だ!!


あらら~。

明日は大掃除だわ。



先週から、本来の職場であるCCC(Comprehensive Care center)に入り浸っています。

CCCは病院内にある小さな建物なのだけど、この中でさらにいくつかのお部屋に分かれてそれぞれのエキスパートが患者さんのケアにあたります。

患者さんが来たらまずコンサルテーションルームでナース、もしくはカウンセラーが状態チェック。

ここで毎回体重測定をして、低体重・栄養失調と判断されれば栄養士のカウンセリングを受ける。
この栄養相談は他の部署からのクライアントも回ってきます。

それで、必要があれば状態に応じて治療用の食料が支給されます。
(全て無料)

先週は栄養士さんにくっついて、カウンセリングの見学をしていました。


そして今週は薬剤師さんのところにお邪魔しています。

病院全体のメインの薬局もあるのですが、CCCの中にはHIV/AIDS患者用の小さな薬局(というか、かなり小さな部屋だけど)があります。

HIVのお薬(ARV)はいくつか種類があるのですが、それが大抵3種類ほど組み合わせて処方されます。

私は、それが未だに全部覚えきれなくて、この機会にがんばって勉強しようと思っているところ。

表記は略語でされるので、それを覚えるのも一苦労。

例えばLamivudine→3TCといった感じ。

スタンダードな組み合わせ、母子感染を防ぐ目的の投与方法、結核治療薬と一緒に飲む場合、緊急用の投与(針刺し事故、レイプ被害者、喧嘩で血を浴びた、等) と、それぞれ組み合わせは違います。

副作用で使えない場合もあるし、途中で飲まなくなって耐性ができてしまえばまた組み合わせを変えなければいけない。


医療従事者としても、HIVに関わるボランティアの一人としても、患者さんのケア全般の事は一通り覚えなきゃいけないなって思います。

なるべく広い視野で流れを把握しておきたいので。

a0155216_2231027.jpg

3つの薬剤が1つの錠剤に混合された製品。これはスタンダードな組み合わせ(1st line)の一つ。

で、もう一つ、ここの薬局で重要な点。

患者さんのデータをPCに入力・管理している、という事。

日本の医療機関では電子カルテは一般的になっているけど、ここではかなり画期的な印象です。
システム自体は、USAIDから支給されたものらしい。

どういう風に使ってるのかまだ良く分からないのですが、明日以降はこれについて詳しく教えてもらおうと思っています。

これをうまく使えたら、私の今後の活動でかなり役に立つかも。



ナロクに赴任して約2ヶ月半。

今までコツコツと情報収集・人間関係構築をメインに活動してきました。

一日の半分は各部署を回って業務の補佐に入り、残り半分でお勉強。


最近少し何かが動いてきてるように感じるこの頃。

2年間の活動の構想が形になってきたような。

それをDASCO(カウンターパート)やDMOH(病院の偉い人)に話しても、けっこう反応が良く、基本、私のやりたい通りにさせてくれるのでありがたい。

お金の面とか、機材の面で壁にあたる事もあるのだけど、自分にできる事はやってみたい。


いつも忘れないように気をつけてるのは、誰の為の活動か。
この町と、この町の人達を好きになって、同じ目線で寄り添えるような活動がしたい。

これから面白くなりそうです
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by chura-harufu | 2010-05-12 02:26 | HIV/AIDS

ワークショップ

今週の木、金はワークショップに参加して来ました。

水曜日のお昼休み、フラッとCCC(Comprehensive Care center:HIV全般のケアをしてるとこ)に寄ったら、

「お!マリエ、いいとこに来た。明日はワークショップがあるから参加してきなよ」

と言われたからです。


内容も良く分からず話が決まり、翌朝。

8時半に迎えが来ると聞いて準備して待ってたら、結局来たのは9時過ぎ。
(そして翌日は9時50分!!このルーズさがケニアよね。まぁ、いいや。)


で、内容。

Community Health Worker(CHW)、つまり、地域で働くボランティアさん達のスキルアップの為の講習会です。

主催しているのはMassai Christian Women Development Forum(MACODEF)というグループ。
これはCommunity Baced Organaization (CBO)という組織の一つで、国から資金を得て活動しています。

メンバーはすべて女性、そのほとんどが教師で、何人かは自身もHIVポジティブ。
このトレーニング以外にも孤児を支援する活動も行っているんだそうです。

今回は講師として病院のスタッフが2名派遣される事になって、それにくっついて私が見学に来たという形です。
(当日になってそれが分かった)


予定時刻を過ぎてるけど、お茶とマンダージの時間からスタート。

場所は小さな教会を借りて行っているので、今まで参加したワークショップと比べて更にお祈りの時間が長い気がします。

そんなこんなで、大幅に遅れて講義がスタート。

途中歌や踊りが入り、いきなり指名を受けてあいさつさせられたり。
(たどたどしいスワヒリ語とちょっとマサイ語を話すと受けてたからいいか)

こっちのワークショップって、休憩時間をあんまり取らないって印象があります。
そのせいか、講師も受講生も、講義中に携帯が鳴れば構わず出ます。
日本人的感覚ではちょっと「は?」って思うかも。
これもカルチャーショックでしょうか。

それでも、受講生たちはけっこう真剣に聞いていました。
前に同じ内容のワークショップに参加した時は半分くらいマサイ語だったのでほとんど理解できなかったけど、今回はスワヒリ語で勧められたのでなんとか分かりました^^

講義内容はHIVとAIDSの基本的な知識、ARTの進め方や副作用とその対処法、AIDSに関連する病気、食事について、カウンセリングスキルについてなどを分かりやすく説明し、最後はコンドームの使い方を解説して終了。

なかなかいいワークショップだったのではないでしょうか。
(時間配分はもうちょっと考えてもと思いますが)

ボランティアさん達も積極的に関わろうとしている姿が見えてホッとしました。

普段、病院で活動していて、ここだけではどうしようもないなって痛感している今日この頃です。
コミュニティレベルで動いてくれる人達なしにはHIVやTBのケアって難しいってよく分かります。


地域によって差はあるのは予想されるので、リサーチはやっぱり必要だな。


今回、ほんとに見学だけで特に何の役には立ってないけど、そのうち自分でも動けるように考えます。
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by chura-harufu | 2010-04-24 07:40 | HIV/AIDS



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