ケニアに恋して

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伝統のこと

昨日はなぜかアンのお兄さんとお茶しながらテレビを見てて、結婚式の話に。
テレビではよく結婚式の映像が放送されるんだけど、それは日本とあまり変わらないような近代的なガーデンパーティみたいな感じ。

この辺ではどういう感じなのかって聞くと、マサイはやっぱり伝統的な結婚式が多いみたい。

みんなそれぞれの自宅で挙げるんだそうです。
で、花嫁はその儀式のときに髪を剃りおとし、決まった化粧を施して衣装を着て、割礼がまだなら割礼して・・・・。

って、そこでやっぱり割礼の話にくいついてしまいました。
この話ってタブーなのかと思ってたら、彼らとしては伝統を誇りにしてるので、けなしたりしない限りけっこう話してくれます。

HIV対策の観点からも、割礼って大きなポイントになっています。

男性の割礼は、HIV予防にはけっこう効果があるようで、割礼を受けた人は受けてない人と比べてリスクが3分の1になるという話もあります。
ケニアでdiscordant couple が多かったり、男性の感染率の方が低いのにはこれも影響してるんじゃないかなって最近思います。

実際、ケニアの中でも割礼をするしないは部族によって違ってて、西側の元々割礼をしないルオ人に対して国から推奨する動きがあります。
もちろんきちんとした衛生環境を整えた上でという条件はあるでしょうけど。

それに対して女性割礼(女性器切除:FGM)に関しては大きな問題とされています。
女性の心身に及ぼす傷は大きく、不衛生な環境下で行われる場合も多いため、その術中に死んでしまう少女もいると聞きます。
ちなみに、マサイでは女性は10才前後でFGMが行われているようです。
それについても色々話を聞いたので、また機会があれば書きたいと思います。



男性だと16~7歳くらいで受けるようで、それで初めて大人の男と認められるのだとか。

その儀式がちょうど来週あるそうです。

儀式に使うための伝統的なお酒の準備を金曜日に始めたようで、これまた伝統的な薬草やらハチミツやらを仕込み、樽に寝かせて1週間ほどで出来上がり。

この儀式は大抵学校が休みの時期(ちょうど来週のイースター、8月の夏休み、12月のクリスマス休暇)などにされる事が多いとのこと。

見た事ないと言うと、「一緒に行く?」
と誘われて「いいの」と一瞬テンションが上がったのですが、そういえばその日は新隊員のカリブパーティーの日。
ナイロビにいるから行けない、残念。

という事で、次に結婚式とか何かの儀式がある時には呼ぶねと約束して終わりました。
(カメラも忘れずに持ってきた方がいいよと言われたので絶対持参です)

マサイの伝統儀式って興味あるし、行きたい気持ちといいのかなって気持ちと半々。
どっちにしろ貴重なお話、貴重な経験だなって思いました。
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by chura-harufu | 2010-03-28 22:10 | ケニア生活

家が決まった!

ずっとホテル住まいでしたが、やっと家が決まりそうです。

前に目をつけてたところは病院から結構離れてて通勤が大変そうだなって思ってたのだけど、昨日突然カウンターパートのDASCOが、
「家を見つけた!今から見に行こう!」

となって、ナイロビから来ていた担当調整員の方も一緒に見に行く事に。

細かいセキュリティーチェック、大家さんとの交渉の末、この家に住む事に決まりました。
ちなみに大家さんはムスリムで、英語は全く話せず、スワヒリ語と何か分からない言葉を話してました。

場所は病院から近く、坂を下ったところにあり、スーパーマーケットに行くにも便利な場所。
結果的にDASCOがいい仕事をしてくれたとみんなで大満足です。

隣人は病院関係者、大学教授、警察官と身元がしっかりしているようだし、管理人のムスリムファミリーも隣にいて、感じがよさそうでした。
ムスリムの生活もちょっと興味あったので仲良くなったら色々教えてもらおう。

彼らの文化も独特だものね。
個人的にはあの綺麗な衣装に惹かれます。
黒い布の中にはとっても綺麗なドレスを着てたりしてドキっとします。


ホテル住まいは居心地良かったけど、やっぱり自分の家が決まらないとちょっと落ち着かなかったからちょっとホッとしてます。
ここならアンの家にも近いから寂しくないし

病院の仲間や友達にも家が決まったことを伝えると、
「あそこならセキュリティーがしっかりしてるし場所も職場に近くていいし、家も綺麗だし良かったね!」
と言ってくれました。


住んでみないと分からない事はあるだろうけど、いよいよ初めてのちゃんとした一人暮らしか~とちょっとドキドキわくわく。

しばらく補強工事などがあるようなので、引っ越しはイースター休暇明けの週になりそうです。

これからベッドやキッチンセットやら、色々そろえて行く予定。

忙しくなりそうだ!
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by chura-harufu | 2010-03-27 19:03 | ケニア生活

珍味?雨の日のお楽しみ

この頃、ナロクの町は毎日雨が降ります。

おかげで、朝晩は特に冷え込み、今朝も吐く息が白いので、アフリカなのに不思議だなって思ったりして。


昨日の夜、またいつものようにアンの家に行こうとホテルの部屋を出ると、廊下もロビーも木の葉でいっぱい。

と思ったら、実はこれ虫の羽。

羽アリの一種で、こちらではクンビクンビという名前で呼ばれています。
(ちなみにマサイ語ではirigetendeイリゲテンデというらしく、アンが一生懸命説明してくれました。)

雨の後にやってきて、家の中に入ると羽が落ちて、床を歩きまわって何やら求愛活動(?)をするらしいのです。

おかげでホテルのエントランスには大量の羽が寄せ集められていました。
ぱっと見は落ち葉を集めたような感じですけど。

ケニアの西部のある地域では、このクンビクンビを食べるそうです。
ある日本人女性が書いた本の中でも登場してきて、彼女はご飯のおかずにしていたとの記述が。
味は卵に似て美味しいらしいのですが、今はまだ試してみる勇気はありません。

アンに聞いても、「そんなの食べないよ!」
と言われました。

いつか食べる日が来るのでしょうか。




そして今日は、病院の中を散歩していると、中庭で何やらしゃがみ込んでごそごそしている人たちが(写真)

「?」

近づいてみると、キノコ狩りをしていました。

なんでも、雨の後だから木の陰になってるところに大量のキノコが生えてきて、みんなで集めているところなんだそうです。

ちゃんと食べれるキノコで、「炒めてウガリと食べるとおいしいんだよ!」と嬉しそう。


雨の後には、食の楽しみが待っているみたいです。


病院も、雨のおかげで暇。

降ったのは朝だけど、交通が不便になるからかなって思ってたら、雨の後は畑を耕さなきゃいけないから忙しいんだそうで、病院になんて行ってられないんだって。

なんともケニアらしいなと感じた一日でした。
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by chura-harufu | 2010-03-25 18:58 | ケニア生活

検査技師のお仕事

ケニアに来て約2カ月半。


先輩隊員の数名は、2年の任期を終えて日本へ帰って行きました。
仕事中、ドミトリーを出発する直前の先輩隊員からの着信があり少しお話して、お疲れ様を言いました。
この2年間、精いっぱい楽しく頑張ってきた先輩たちの姿は感慨深いものがあります。

私も清々しい気持ちで帰国できるよう、今をがんばります。


で、今日、23日は次なる4次隊の出発日でもありました。

多分今頃、新しい仲間たちは空の上で期待と不安に胸を膨らませている事でしょう。

長い飛行機の旅を終えてナイロビの空港に着いた時の気持ちを思い出します。
来月はカリブパーティ(歓迎会)を予定しているので、会えるのが楽しみです。


そう、私もすでに先輩隊員と呼ばれる立場にいるのです。
なんて早いんでしょうね!



ちょうど(?)区切り良く、今日から新しい部署を回る事になりました。

MCHには1ヶ月いたのでだいぶ仕事や状況は分かったので、カウンターパートのDASCOにお願いして別の場所も見たいと頼んだ結果です。

その次の部署はLaboratory。
つまり、検査技師の方たちが働いてるところです。
私の日本での本業でもあるのでけっこう興味深々。

午前中はHIV陽性の方たちのCD4カウントを検査するための採血を見学。
ここでは毎週火曜日の午前中がこのCD4カウントの採血で、検体は別の町(Nakuru)にある州立病院へ送られます。


採血を見てるとやっぱりやり方が違います。
採血の後、患者さんが刺したところをこすってても、血がだらだらあふれてても技師は特に気にしてません。
そのたびに、「こすらないで!押すだけにして!」と声をかけたり、新しいアルコール綿を渡す私。
口出ししちゃいけないかと思うけど、ちょっと見ていられなかった。
だってさぁ、押さえないから血がだらだらだし、汚れたアルコール綿はその辺にポイ捨てなんですよ。

そんなこんなで午前中終了。

ここでも色々改善するべき事はあるようです。



午後はそれ以外の業務を見学しました。

日本と違うのは、マラリアの検査がかなりの枠を占めてる事。
今では日本でマラリアを見る事ってかなり少ないですからね。

それで、染色とか検鏡とか見てて、ふんふんと勉強になります。


ケニアの場合、西側のニャンザ州ではかなりマラリアが多いのですが、このナロクではそう多くはありません。


この病院でできる検査はそう多くないけど、自分の技師としての知識の確認と、経験になりそうです。
明日もこの部署で見学させてもらいます^^


写真はCCCから見たラボ。牛さんのお食事タイムです。(けしてここは牧場ではありません。あくまでも病院の中庭です)

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by chura-harufu | 2010-03-23 23:56 | ケニア生活

暖かい人たち

最近、アンの家で過ごす事が多い私。
昨日の夜もアンの家でテレビを一緒に見ていると、ナイロビでヤギの肉と偽ってシマウマの肉が売られていたというニュースが!
しかも150kg以上もだって。
一瞬アンの旦那さんと「ええ!」と顔を見合わせてしまいました。

「普通、シマウマって食べるの?」

「駄目だよ!すごく悪い事なんだよ。」

保護区から違法に狩猟されていたようで、犯人は捕まったらしいです。
「ナイロビでニャマチョマ(焼肉)を食べないでね」と言われました。


日曜日。

前々から病院で一緒に働いているジェーンに、彼女の家へ来るようにと誘われていたので遊びに行く事になりました。

彼女の娘さんが私に会いたがってるとの事。
(こんな私で申し訳ない)

お昼前にホテルにお迎えに来てくれて、てくてく二人で歩いて彼女の家へ。
なんでも娘さんたち、私が来ると聞いて興奮して今朝は早起きして教会にも行かず今か今かと待っているらしい。
(ますます申し訳ない)

そして彼女の家に到着。
予想以上にいい家で、けっこう広いし家具も揃ってるし、綺麗な家です。

ジェーンの家には二人の娘さんがいました。
他に二人息子さんがいますが、二人とも大学生でそれぞれナイロビとエルドレッドにいるそうです。

長女ルシアはクラス8、二女スーザンはクラス1。

ケニアの教育はプライマリースクールが8年、セカンダリースクールが4年です。
つまり、プライマリーは日本での小学1年から中学2年にあたり、セカンダリーは中学3年から高校3年にあたります。

末っ子のスーザンはすごく恥ずかしがり屋さんで、話しかけても照れて隠れてしまいます。
お姉さんのルシアは妹思いで優しくて、とても賢い女の子です。(成績は学年2位!)
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なぜか香港映画が好きなルシアと一緒にジャッキーチェンの映画を観ました。

お昼は私がリクエストしたケニア料理のGITHERI。
豆とトウモロコシ、ポテトを一緒に煮込んだ料理です。

食後はルシアに学校の教科書を見せてもらいました。
彼女の好きな教科は数学と科学。
将来は神経学者になりたくて、大学はアメリカに留学したいんだそうです。
話していると、しっかりしてるし本当に頭がいいなって感心してしまいます。

社会の教科書に日本の事が載ってて「へ~」。
(日本人は魚が好きだと強調されてるのが面白かった)

作文を書く授業では色んなテーマで宿題が出されるようですが、その中でHIVやAIDSについても取り上げられていて、それにはかなり食いついてしまいました。

学校の授業でも先生がHIVについて教えていたり、こうして作文にも取り上げられていたり。
こういう情報って今後の活動にもかなり役に立ちそうでありがたい。


そんな感じで半日ジェーンの家で過ごした日曜日。


よく分からないまま誘われてお邪魔しましたが、なんとなく日本の話とか世間話をして、貴重な情報をいただき、暖かい歓迎を受けました。


夜にはルシアから直接、
「今日は来てくれてありがとう!嬉しかったよ。また遊びに来てね!」
とお礼の電話まで。


もう、なんていうか、ケニアに来て感謝する事ばっかりですよ。

この国のこの町を好きになって、2年間で少しでも役に立てたら、って思ってます。
やっぱり協力隊は地元密着。
地域の人達と一緒に生活して、一緒に同じ方向を見て活動ができたらいいな。



帰りに寄ったアンの家は大掃除の真っ最中。
近所の人たちが総出でお手伝い、子供たちは大騒ぎ。
後ろの白い服をきてるのがアンです。

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by chura-harufu | 2010-03-22 06:45 | ケニア生活

教会事情

道を歩いてると後ろでジャー!っとバケツの水をこぼすような音が。

振り返ると牛さんがトイレの真っ最中でした。

そんなのどかなナロクの町です。


今日は日曜日

ホテルのレストランでのんびり朝食を食べていると、クリスティンからの着信が。

もうすぐホテルに着くから、一緒に教会に行こうとのお誘い。

慌ててトーストとオムレツをチャイで流し込む。


このケニアではクリスチャンが多く、教会もたくさんあります。
(近くにはモスクもありますが。毎朝5時頃そこから流れるコーランで目が覚めます。)

日曜日にはみんなそれぞれの教会へと出かけます。

クリスティンはカトリックです。
私の母もカトリックだし、アロマの師匠と超音波検査の師匠もみんなカトリック。
どうもカトリックに縁があるようです。

沖縄では何回かカトリックの教会には行った事があります。

こちらの教会はどうでしょう。

朝8時から第一回目のミサがスタート。

なんとなく予想はしてたけど、日本の教会と比べると音楽がすごいです。
多分他の教会よりはおとなしめなんだろうけど、割とアップテンポな曲でみんな歌ってます。
そして、制服を着た学生さんたちがたくさんいるのがちょっと新鮮でした。
学校の集会のような雰囲気です。

もちろん内容は英語とスワヒリ語なので、ついていけず・・・。
それでもなんとなくみんなに合わせて立ったり座ったりして2時間が過ぎました。

ミサ終了後に数人のケニア人に話しかけられました。
ボランティアで来てる事、病院でHIV対策に携わってる事を説明し、私の仕事内容に興味を持ってくれた様子でした。
やっぱりこういう所って人が集まるから何かの活動をしようと思ったら役に立ちそうだなって感じました。



その後クリスティンとは別れてホテルの部屋へ。

ちょっと勉強した後、バナナを買おうと30Kshを持ってタウンへ。

途中近所のアンのお店に寄り道。

そしたらなぜかまた教会へ連れて行かれました。
その時点でお昼過ぎてたのでもうないと思っていたのですが・・・。
なんとなく午前中別の教会に行って来たと言えないままミサに参加。


こちらは歌って踊って叫んでというタイプの、けして厳かとは言えない雰囲気の教会です。
その分ラフな感じで楽なのですが。

遅れて入ったので席は後ろの方。
立ち上がって踊りだすと前で何が行われてるのか分かりません。
アンが、「前に連れて行ってあげるね!」
と言ってくれますが、人が多すぎて行けません。
(その時点で、後ろでおとなしくしてるからいいと思ってました)

あきらめきれない様子のアンが、「後ろの台に立ったら見えるから登って!」

ちょっと恥ずかしいな~と思いながら台に立って私が見たものは・・・・。



舞台でマサイ族がジャンプしてる!!!!


前にも書いたけど、アンはマサイ族の女の子です。
その教会はマサイ族が集まるところだそうで、前の方にはばっちりマサイの衣装を着た男女がずら~っと。
街中でもマサイの衣装を着た人達は見かけるけど、正装となるとまた素敵です。

すごく飛んでるし、マサイの踊りを踊っています。
これが噂のマサイジャンプか~!!
ちょっと感動しました。
(ちなみにこちらのミサはスワヒリ語とマサイ語で行われてました)

マサイの人達って、やっぱりかっこいいかも。

この教会では毎回こういう感じなのか聞くと、今日は特別なイベントの日だったようです。

なんとなく流れのままに来てしまったけど、貴重な経験になったと思います。
「次はマサイマラに行こうね^^」とアン。
動物たちもたくさんいるし、マサイの人達の生活を紹介してくれるそうです。

うん、また楽しみです。



キリスト教とマサイってなんとなくミスマッチな気がするけど、社会的な宗教の役割を考えて行くとそれだけで論文が書けそうだなって思う今日この頃です。

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アンの家の子供たち
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by chura-harufu | 2010-03-15 04:55 | ケニア生活

赤ちゃん

今週は月曜日にエイズ予防プログラム会議があったので、先週末からナイロビに行ってました。

ホントは火曜日に帰る予定が、なんとなくだらだらと水曜日までナイロビに滞在。

サイザルバックとか洋服とか靴をたくさん買ってしまった。
安いしかわいいし、買い物天国なナイロビです。
長くいると買いすぎてしまいそう。



そして木曜日からまた病院でお仕事です。

先週まではANCにいましたが、木曜・金曜と、MCHにいます。

ここでの主な仕事は赤ちゃんの健康管理。

HIVとはちょっと離れるけど、赤ちゃんの体重測定とか予防接種のお手伝いをします。


毎日たくさんの赤ちゃんがやってきて、かわいい~♪

体重を測るのは天秤みたいな道具を使います。
これが慣れるまではちょっと難しかったけど、だいぶ要領が分かってきました。
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日本でも乳児健診のお仕事をしてたけど、赤ちゃんを見つめるママたちの顔が穏やかだとホッとしますね。

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ちなみに、ここの部署では初めて来た赤ちゃんの登録カードを作成します。

ANCに続き、やっぱりここでも名前で苦労します。
赤ちゃんだけでなく、パパとママの名前、生まれた場所、などなど、英語が通じればまだいいのだけど、スワヒリ語さえ通じない場合けっこう大変。
発音も難しいし、さらにスペルが分からない。
他のママたちに助けてもらいつつカードを完成させるのは大仕事。
がんばって聞き取れるようにならなくちゃ。



そして、月齢に応じて、BCG,ポリオ、DPT、はしかなどの予防接種やビタミンAの投与をします。
始めはタイミングが分からなかったけど、やっとスケジュールも覚えてなんとか手伝えるようになってきました。


午後の空いた時間に、たまたま宿泊先のホテルの従業員がやってきました。
なんと今日赤ちゃんが生まれたばっかりなんだとか。
こんなところで会うなんてびっくりです。

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初回という事でBCGとポリオの予防接種をしました。
(余談ですが、この赤ちゃん両手とも指が6本ずつあります。)

赤ちゃんを見てるのって、幸せだな~ ^^
そのうち母親学級とか何か企画してみたいなって思った。

今はみんな仕事に追われてる感じだけど、もうちょっと要領よくできれば健康教育にも力を入れられると思うんだよね。
まだ先の話だけど。


来週は違う部署に移るかもしれないので、覚える事はもっと増えるかも。
土日でリフレッシュして、また来週も頑張ります。
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by chura-harufu | 2010-03-13 00:01 | ケニア生活

複雑な状況

乾季が続いてるはずだと思っていたら、雨季が始まりかけているようです。
本来なら3月半ばからだと思うのだけど。
でも、今日は一日いいお天気でした。
道は水浸しだけど、雨上がりの町を歩いてるとピヨピヨとヒヨコがお母さんを追っかけてる姿についついほほえんでしまいます。
そんなナロクの町は今日も平和です。



さて、今日のANC roomの担当は男性スタッフのニャンドロ。
ちなみに彼はキシィ人。キシィ語のあいさつを習うことから始まりました。

ナロクに来て一週間ちょっと過ぎたけど、ケニア人の仕事のペースはやっぱり日本人の私にはびっくりするものがあります。

ここでは月に一回、受診者数や検査の回数、治療の種類などなど、報告書を作るのだけど今週はその業務にみんな夢中なようです。
どんなに患者さんが並んでいても、報告書優先。
受付だけでもしようかと思って私が動くと、「待たせておけ」と止められてしまいます。
患者さんたちの視線が痛い。
ひたすら耐える私。

1時間後、やっと報告書が仕上がって診察を開始するニャンドロはいたって普通です。
そこからいっきに仕事の量が増加して、猛スピードで片づける。
そんな私に驚くニャンドロ。
「マリエ、仕事が早いね。」
だって、日本では患者さんを待たせるのはかなりプレッシャーなんだよ。

どうも、ここの仕事のやり方は要領が悪いとしか思えない。
優先順位が違うんだよね。

とは言っても私の立場はあくまでよそ者です。
彼らの考えやペースを尊重しつつ、改善できる事を少しずつ伝えていければいいと考えているので、今はひたすら見守ろうと思ってます。
だって、いきなりやってきた外国人にがみがみ小言を言われたらいやだもんね?
結局、ケニアの事を一番知ってるのはケニア人だもの。



ところで、今日はあるマサイ人カップルがやってきました。
カップルでHIV検査を受けるパターンはちょっと珍しい。
(ホントはそれが理想なんだけど)

それには理由があって、彼らの1歳くらいになる子供が検診でHIV陽性だったから。
現在母親は二人目の子供を妊娠中。

それで私たちは母親と父親の両方にHIV検査をする事に。

最初、私もニャンドロも、両親ともHIV陽性で出るだろうと思っていました。

数分後、結果をチェックするため検査室へ行きました。


結果は、母親は陽性。

そして父親の方は陰性。


????


困った顔のニャンドロ。


地方に行くと多いのだけど、このカップルは英語はほとんど話せません。
スワヒリ語も、なんとか話せる様子。
マサイ人のメディカルアシスタントを呼んできて今回の結果についてマサイ語で説明してもらいました。

こんな風に、男性と女性のHIVステータスが違う場合をDiscordant couple と言います。
それ自体はたまにある事なんだけど、この夫婦のようにすでに子供がいて、妊娠してて、男性の方が陰性ってちょっと珍しい。
ニャンドロもこの10年間で初めてのケースだと、納得いかない顔をしていました。

とりあえずこの親子をCCCに連れて行って母子感染を防ぐ治療、母親本人に対する治療が開始される事に。


このカップルの、それぞれの立場になったつもりで考えてみたい。
実際に何があってこの結果なのかは誰にも分からないのだけれど。

お互いの愛情とか信頼関係とか、そんなものが問われる状況だと思う。
こういう時、どれくらい相手を想いやれるかって、難しい気がする。
このカップルが、この先もお互いを思いやって支え合ってくれるといいなってホントに思うよ。

彼らの小さな子供を抱き上げて、あやしている私の姿を嬉しそうに眺める二人の笑顔はとても幸せな夫婦に見えたから。
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by chura-harufu | 2010-03-05 02:25 | HIV/AIDS

私の職場

先週末、ホテルでのんびりごはんを食べていると、後ろから声をかけられました。
中国人男性で、マサイマラへ行った帰りに今夜このホテルに滞在しているのだとか。
それで聞かれた事が、この辺に中華料理か日本料理のレストランはないか?だって。
この辺で見た事ないし、いつも地元の料理を食べていると言うと変な顔をされた。
旅行に来てわざわざ中華料理食べるなんてって逆に思うんだけど。
中華料理を食べたいなら中国に帰ればいいじゃんって思ってしまった。
どう思います?


さてさて。
今日も元気に出勤。
いつもお昼にマンダージをもらってばかりなので今日はバナナを持参しました。
通勤途中の市場で一房20Ksh(24円くらいかな)。安いでしょ。
みんなで一緒に食べました。

私の職場はNarok District Medical Office of Health(ナロク県保健事務所)
坂の上の県立病院の中にあります。
前にも書いたけど、その中のCCCと言われる部署が私の本来の職場ですが、私自身が母子感染に興味があると希望した事もあって今はANC/FP という部署で働いています。
ANC=Antenatal Care (出産前の妊婦さんのケア)
FP=Family Planning (家族計画)

ここ数日はこのANC roomでお世話になっています。

ANCでは、妊婦さんの健康管理が主な仕事です。
超音波なんてここにはないので触診で妊娠週数を予測します。
(子宮がおヘソの位置に来たら大体20週目くらいなんだって)
頭の位置も手で探り当てて逆児になってないかをチェックします。
たまに私も触らせてもらいますが、慣れてないので怖くて押せない。
看護師さんには「もっとぐっと押して!」って言われますが、中々難しい。
赤ちゃんの心音も聴診器ではなくてFetal scope という小さなメガホンみたいなので聞きます。
それでもちゃんと「トットットッ」と聞こえてくるから幸せな気分になります。
「赤ちゃん、元気だよ」って言うと、やっぱりママたちも嬉しそう。


その他には妊娠週数に応じて破傷風の予防接種、マラリア予防薬投与、ITN:Insectcide treated nets(殺虫剤処理済みの蚊帳)の配布をします。
破傷風は、自宅出産が多く、動物(特にロバとか)と一緒にいる環境での出産は感染リスクが高まる為予防が必要になってくるんだそうです。
マラリアの予防薬なんて日本では普通ないから、やっぱり違うんだな~って感じます。


あと、やっぱり重要なのは初診の妊婦さんへのHIVテスト。
母親がHIV陽性の場合、ケアをしなければ30~40%くらいの確率で子供に感染します。
逆に適切の治療をしながらの出産ならその確率を1%以下にまで下げられる。
なので、早めにお母さんが自分のステータスを知っている事はとても大事。
それで毎日新規の妊婦さんには検査を実施しています。

なんですが、気付いた事は在庫管理がとてもあいまい。
先週から検査に使うバッファーが切れているので検査ができないのです。
別の部署に行って借りてきたり、その場しのぎで検査して、それでもなくなったら「また次の受診日に」となってしまう。

それではせっかく今日来てるのに、手遅れになったらどうするんだ?って思うのですが…。
この辺に問題を感じ始めました。
改善策を考えて提案してみたいと思います。


私がここに来てからはHIV陽性の方が2人出ました。
一人は16歳の女の子で、検査結果を受け入れられなくて、私たちが見ていないうちに検査キットを引っ掻いて結果を消してしましました。
それで再度検査をする事に。
やっぱり陽性。
私に向かって「もう私は死んじゃうんでしょ?私の赤ちゃんも死んじゃうんだ!」とパニックになってしまいました。
「お薬を飲んで治療すれば、あなたも赤ちゃんも大丈夫だよ!」
と説得してももう何も聞こえない様子。

その後CCCに連れていかれたので、治療が開始されたようです。

HIVのケアで大事なのは、何よりカウンセリングだと思っています。
HIVの治療についての説明もだけど、メンタル面で支えてあげる事が必要だから。
今の世の中では病気そのもの以上に精神的なダメージの大きい病気だと思うんだ。

今の私では語学力も経験も足りなくてうまく言葉をかけれなかったのが心残り。もっと勉強して、経験を積まなきゃって思いました。


日本で検査技師をしてて、患者さんからの距離が遠い事が満足できなくて、もっと近づきたいと思ってた。
今このケニアでは、ちゃんと自分の手の届くところに患者さんがいて、自分の手で何かができそうだなって感じてる。
何かの役に立てますように。
きっと頑張れるよね。


写真はANC room の前の待合室。左は料金支払い所。マサイの方たちがたくさん来ます。
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by chura-harufu | 2010-03-02 00:36 | HIV/AIDS



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