ケニアに恋して

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スティグマ

本日は、Chest Clinic のスタッフと二人で別の病院へ見学に行きました。

お土産にTB関係のポスターやパンフレットをたくさん抱えてテクテク歩いてタクシー乗り場へ。
これは全くのボランティアなので、タクシー代は自腹です。
一人片道70Ksh。


で、さすがケニア。

途中で手を挙げる人がいれば限界(を超えて)までギュウギュウ詰めで乗り込みます。
(タクシーなんですけど・・・)

本来5人乗りの車に8人。
最後に乗ってきた人なんて、もう無理でしょって思ってたら、サイドブレーキの上に座らされてました。

うわ~


それで、ガタガタの道をかなりのスピードで行くものだから、怖いったら。

こんなところで死にたくないよぉ。

着いた時にはすっごくホッとしました。



今回お邪魔したのは、ミッション系の病院。

想像していたよりもけっこう大きくて、だだっ広い野原(?)に開放的な空間、という感じ。


まずは、病院のディレクターにあいさつをして、私が県病院でボランティアをしている事、他のファシリティーとも連携してHIVやTBの患者さん達をフォローしていきたい事を伝えました。

で、その後はいくつかの部署を見学して、県病院よりいい機械が揃っている事にびっくり。

検査室ではかなり細かく説明をしていただき、ここでCD4カウントができると知って更にびっくり。

CD4カウントは、HIVの患者さんの状態を知るのにとても重要な検査ですが、県病院ではそれはできなくて、毎週火曜日だけ採血して州病院に送っているのです。


ミッション系っていいんだね。勉強になりました。



毎週木曜日はHIV患者のクリニックデーで、陽性者グループの集まりがあるとのこと。

で、せっかくなのでそれにもお邪魔してきました。

話し合いはすべてスワヒリ語だったので内容がちょっとしか理解できず、後で一緒にいたスタッフが英語で説明してくれました。

今日の話のテーマは、「HIVとTBについて」、「予防接種について」、「病院での出産の利点について」ということだったのですが、話はみんなの悩みについての時間が盛り上がっていました。


ここで、スティグマ(差別的な烙印)の存在を痛感。


「私も主人もHIV陽性ですが、娘は陰性です。その事を知っている娘は、私の事を拒否し、この人は私の母親ではないと言うのです。」

「私も、夫婦そろって陽性で、小さな息子もHIVを持って生れてきました。主人はその事が受け入れられず、息子と一緒に寝たくないし、顔も見たくない。しまいには殺したくなると言います。それで私は息子と一緒に家を出ました。」

「私の近所の人は、HIVについてあまり知らないようで、私の病気を知って、『お前は明日にでも死ぬ』と言い、次の日会えば、『今日生きてるなら、今日中に死ぬんじゃないのか?それなら食事を摂るのももったいないから、食べ物を買う必要はない!』と言ってきます。その事をとてもストレスに感じています」

といったような内容でした。



HIV/AIDSは、かなり偏見や差別を受けやすい病気です。

病気そのものよりも、その差別が辛いという患者さんもいます。

デフォルターにしても、病院にお薬を貰いに行くにも人に見られるのが怖いという理由もあるだろうし。


スティグマはHIV対策の中でも大きな課題になっています。

やっぱり啓発活動って必要だね。
もっと、この病気について正しい知識が広まればいい。


悩みは直接聞いてみないと分からない事もたくさんある。

病院にいるだけじゃ、この声は聞こえない。

スワヒリ語をもっと必死でがんばろうって思った。


自分に何ができるか分からないけど、残りの任期、少しでも役に立てますように。
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by chura-harufu | 2010-05-14 02:21 | HIV/AIDS

フィールドワーク

今朝はちょっとやってみたい仕事があったので、いつもより早めに職場へ向かいました。

Defaulter Tracing

HIVは、今の医療技術では完治させることはできず、ARVというお薬を使ってウイルスを抑え込むのが精一杯。
ただ、この薬がうまく効いていればかなり健康な人と変わらない状態を維持する事ができます。
最近ではこれで寿命をまっとうする事ができるし、母子感染もかなりの確率で防ぐ事ができます。

ただし、一度飲飲み始めて途中で止めてしまうとウイルスに耐性ができて効かなくなってしまう。

なので、「必ず飲み続ける事」が重要なのです。

でもやっぱり、それをすべての患者さんが守れる訳ではなく、病院に来なくなってしまう人もいる。
そういう人を「デフォルター」と言います。

という訳で、今週は他の業務の合間に、大量にあるファイルの中からデフォルターを見つけ出す作業をしていたのです。

これをやってると、以前勤めていた睡眠クリニックの事を思い出す。
デフォルターの問題は共通してるなぁ。

で、2日かけてデフォルターを洗い出し、これまた大量に出て来たデフォルター(本当に驚くべき数!)をリストに起こしていく作業をやろうと思ったわけです。

この一連の流れは、電子カルテさえうまく動かせればちょちょいのちょい!だろうに・・・。


という訳で朝からデスクに張り付いて、昨日の晩家で作ってみたデフォルターリストに書きだす作業をしていました。


そこへカウンターパートのDASCOがやってきて、

「あ、マリエ、ここにいたのか。これからフィールドワーク(アウトリーチVCT)が出るよ!狭いけど、車に乗れそうだから一緒に行っておいで!」



おお!それは行かなければ!

前から行きたいと思っていて、月曜日にDASCOへ直接頼んでおいたら早速声がかかったのです。


「帰ったら続きをやるから、そこのファイルそのままにしててね!」

と、他のスタッフにお願いしつつ、カウンセラーさん達と車に乗り来む。


また、内容が良く分からぬうちに出発。


確かに狭い。
多分5人乗りの車に7人乗ってるからね。
昨夜の大雨の影響で道はかなり悪くて、タイヤが左右にツルツル滑り、まるでアトラクションのよう。
私はこういうの平気だけど、乗り物酔いする人には地獄かも。


で、着いたところはのどかな学校。

お仕事開始まで時間があるらしく、スタッフはみんな芝生の上でくつろいでいる。

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平和そうに見えますが、頭の上になぜか虫(羽アリみたいなやつ)がたかってて、私はそれを追い払うのに必死。
そして、日差しが強くて、ああ、焼けてしまう・・・。


どうもここは、孤児たちが通っているらしく、年齢も様々な子供達がわらわらと出て来ました。

私の姿を見つけて、珍しかったのでしょう、すごい人だかりになってしまいました。

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「Habari zenu?」 (こんにちは。元気?)

と言うと、

「Nzuri!!」 (元気だよ!)

と、元気いっぱいのお返事が。

今回のクライアントはこの子達です。


対象の子供たちが教室に集められ、一人一人に検査キットを配り、スタッフが机を回って検査していく。

私はそれを配るお手伝いと、バッファーを滴下していく係を担当しました。

貧血検査を思い出す。


ほとんどの子供達が騒がずおとなしく検査を受けてるので感心しました。

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ただ、一番小さな、多分2、3歳くらいの男の子はやっぱり怖がって泣き出してしまいました。

そりゃあ、そうだよね。 私だって、怖いもん。

他のスタッフが指を刺し、押さえてる間に私がキットへ血液を採取。

その後もシクシク泣いてる姿がなんとも切なげ。

よしよし、と頭をなでていると、隣に座っていた、その子よりちょっと大きな男の子(4、5歳くらい)が、自分の服の袖で涙を拭いてあげてる。

そのやり取りに胸がキュンとなりました。

なんか、いいな。



今日は50人の子供達を検査し、結果は全員陰性。
ホッとする。

ただ、このやり方ってどうなんだろう。
陰性ならいいんだけど、陽性だった場合、どう対処するのかな。
いじめとか、そういうの問題は起きないのだろうか。

新たな疑問は湧きつつも、初めてのフィールドワークが終了。


他にどんな場所へ行ってるのか、どこの団体の支援で動いてるのか、カウンセリングの流れや、陽性者への対応はどうなっているのか、気になる事はたくさんあるので、そのうち調べてみようと思います。
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by chura-harufu | 2010-05-13 02:03 | HIV/AIDS

勉強の日々

日記を書こうとPCを開いた瞬間、後ろの方でバタバタっと怪しげな音が。

ビクッ!

振り向くと黒い影。

え、何?

良く見ると、クンビクンビでした。

なんだ、イリゲンテンデか。


写真でも撮ってみようかしら、とフラッシュをたくと、それに驚いてひっくり返ってる。
(一度ひっくり返ると自分では中々起きられないみたい。間抜けだ・・・。)

で、一枚一枚羽を落として行くのです。

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これがクンビクンビ(イリゲテンデ)だ!!


あらら~。

明日は大掃除だわ。



先週から、本来の職場であるCCC(Comprehensive Care center)に入り浸っています。

CCCは病院内にある小さな建物なのだけど、この中でさらにいくつかのお部屋に分かれてそれぞれのエキスパートが患者さんのケアにあたります。

患者さんが来たらまずコンサルテーションルームでナース、もしくはカウンセラーが状態チェック。

ここで毎回体重測定をして、低体重・栄養失調と判断されれば栄養士のカウンセリングを受ける。
この栄養相談は他の部署からのクライアントも回ってきます。

それで、必要があれば状態に応じて治療用の食料が支給されます。
(全て無料)

先週は栄養士さんにくっついて、カウンセリングの見学をしていました。


そして今週は薬剤師さんのところにお邪魔しています。

病院全体のメインの薬局もあるのですが、CCCの中にはHIV/AIDS患者用の小さな薬局(というか、かなり小さな部屋だけど)があります。

HIVのお薬(ARV)はいくつか種類があるのですが、それが大抵3種類ほど組み合わせて処方されます。

私は、それが未だに全部覚えきれなくて、この機会にがんばって勉強しようと思っているところ。

表記は略語でされるので、それを覚えるのも一苦労。

例えばLamivudine→3TCといった感じ。

スタンダードな組み合わせ、母子感染を防ぐ目的の投与方法、結核治療薬と一緒に飲む場合、緊急用の投与(針刺し事故、レイプ被害者、喧嘩で血を浴びた、等) と、それぞれ組み合わせは違います。

副作用で使えない場合もあるし、途中で飲まなくなって耐性ができてしまえばまた組み合わせを変えなければいけない。


医療従事者としても、HIVに関わるボランティアの一人としても、患者さんのケア全般の事は一通り覚えなきゃいけないなって思います。

なるべく広い視野で流れを把握しておきたいので。

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3つの薬剤が1つの錠剤に混合された製品。これはスタンダードな組み合わせ(1st line)の一つ。

で、もう一つ、ここの薬局で重要な点。

患者さんのデータをPCに入力・管理している、という事。

日本の医療機関では電子カルテは一般的になっているけど、ここではかなり画期的な印象です。
システム自体は、USAIDから支給されたものらしい。

どういう風に使ってるのかまだ良く分からないのですが、明日以降はこれについて詳しく教えてもらおうと思っています。

これをうまく使えたら、私の今後の活動でかなり役に立つかも。



ナロクに赴任して約2ヶ月半。

今までコツコツと情報収集・人間関係構築をメインに活動してきました。

一日の半分は各部署を回って業務の補佐に入り、残り半分でお勉強。


最近少し何かが動いてきてるように感じるこの頃。

2年間の活動の構想が形になってきたような。

それをDASCO(カウンターパート)やDMOH(病院の偉い人)に話しても、けっこう反応が良く、基本、私のやりたい通りにさせてくれるのでありがたい。

お金の面とか、機材の面で壁にあたる事もあるのだけど、自分にできる事はやってみたい。


いつも忘れないように気をつけてるのは、誰の為の活動か。
この町と、この町の人達を好きになって、同じ目線で寄り添えるような活動がしたい。

これから面白くなりそうです
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by chura-harufu | 2010-05-12 02:26 | HIV/AIDS

日本からの便り

外は、激しい雨です。

今の時期は雨季なのですが、日本の梅雨とは違い朝晩だけ集中豪雨があって、昼間はからっと晴れる事が多い。

なので一日中じめじめする事はあまりないのですが、降る時にはかなり激しく、屋根が壊れる勢いです。

エルドレッドの隊員からは、昨日雹が降ったとのメールが来て驚きました・・・。


水と言えば、水道料金!

今日、大家さんのところに再度行って聞いてみたら、やっぱり何かがおかしかったらしく、結局200Kshでした。

何がおかしかったのかよく分からなかったけど、とにかくよかった。

大家さんの対応が早く、話も通りやすいので助かります。



さて、今日病院に行くと、DASCO(カウンターパート)が郵便物を届けてくれました。

JICAからの郵便物ですが、その中に日本からのお手紙が入っていました。

日本で勤めていた健診会社で一緒に働いた看護師さんです。

前に、福山さんのコンサートに連れて行ってくれた人。


そのハガキが、ちゃんと福山さん(龍馬伝)なので思わずにやけてしまいました^^

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龍馬伝、最初の何回かは見れたのですが、最近はネット代もけっこうかかるので見れてません。
日本では話題になってるのかな?

ハガキの文章を読みながら、懐かしくて嬉しくて、なんだかすごく元気になりました。

よし、今日もがんばろう


日本から来た物と言えば、母が送ってくれたハワイアンキルトの手作りグッズがあります。

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携帯入れは、皮の紐がついているのでズボンのベルト通しにかけて、更にピックポケッター(泥棒さん)に盗られないようにポケットの中へ。
これなら大丈夫でしょう。

寝る時にはベッドの柱にかけられるのも便利。
丁寧に縫われてるのでとても丈夫だし、重宝しています。
端っこのリングには友達のmarieちゃんが餞別にくれた小型のライトをつけていて、これがかなりお役立ち。

もうひとつ、ハワイアンキルトで作ってくれたキーケース。

ケニアはやはり日本と違って治安が悪いという事は、この鍵の数が物語っています。
ゲートの鍵、玄関前のグリルの鍵、正面玄関の鍵、裏口の鍵、ベッドルームの鍵、キッチンの鍵。
他にもスーツケースの鍵、そのベルトの鍵、ロッカーの鍵・・・。
とにかくたくさん!

普段持ち歩く鍵はこのキーケースに入れてこれまたポケットの中へ。
これなら鍵が刺さって痛いって事もありません。

お母さん、ありがとう。

お揃いで作ってくれたポーチは、アンにあげました。
ビーズが縫い付けられてて、とても綺麗だと、気に入って使ってくれています。



で、もうひとつ、いつも身につけているのがこれもmarieちゃんがくれた小銭入れ。

フックをつけて、ベルト通しにかけ、これもポケットへ。

(けっこうポケットがボコボコかもしれないけど、いいんです)

ここでの日常のお買い物は、せいぜい100Ksh程度しか使わないので、コインがささっと出せるこの小銭入れは役に立ちます。

marieちゃんは、生年月日が全く一緒で、名前も同じという偶然が重なったところから友達になりました。
そして、私が協力隊に応募するきっかけになった人でもあります。

私の協力隊生活は、marieちゃんのおかげで成り立っている、といっても過言ではありません。

ほんとにありがとうね、marieちゃん。


遠く離れたケニアでも、日本との繋がりを感じてられるグッズは私のお守りです。
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by chura-harufu | 2010-05-11 01:20 | ケニア生活

ビーズ細工

引越しして、初めての水道料金の請求が来ました。

しかしその請求書が裏口のドアに挟まれていて、数日放置してしまいました。
多分、正面の入口はグリルが設置されそちらに入れる事が出来なかったからだろうけど、そっち側のドアはほとんど使わないので、全然気づきませんでした。

料金未払いで止められたら洒落にならない!

こちらの水道はけっこうあっけなく止められると聞いてるので焦ります。


で、その料金。


1950Ksh!!!

と言っても、相場が分からなければ高いのか安いのか分からない事でしょう。


大家さんには、普通に使っていれば電気料金と合わせても1000Ksh以内だと思うと言われていました。

普通の家庭で300~400Ksh程度。

アンの家の場合、数家族が共同の水道を使っているのですが、それでも500Ksh。

いかに高い料金を請求されているかお分かりでしょうか。
(ちなみに、我が家の家賃は9000Kshです)


絶対おかしい!

職場の人に相談し、

「もしかしたら、前の人の払い残しがあるのでは?」

という事で仕事の休憩時間、大家さんのところへ相談に行きました。


で、大家さんいわく、

「払い残しはない!それは私がちゃんと確認した」

との事。

「でも、この料金はおかしいよね。」

と、一緒に来てくれてた職場の人も三人で

う~~ん・・・。


「私が水道会社に連絡してみるわ」

と大家さんが言ってくれたので、ひとまず保留になりました。


さて、どうなるのでしょう。



その後、仕事帰りにアンの店へ。

最近、売り子をやっています。

この店でお手伝いをすることで、スワヒリ語、キクユ語、マサイ語の練習になっています。
街の人達が日常何を買っているのか分かるし、色んな人に顔を覚えてもらう機会にもなる。

私にとって、第二の職場というところでしょうか。


商品は大体スーパーに売ってるのと同じですが、違うのはその売り方。

砂糖、お米、油などは小さな袋に小分けして、量り売りです。

油はこちらでは固形の、バターのようなタイプがメジャー。
それをラップで包み、販売する時にはさらに新聞紙で包んでお客さんに渡す。
お店にいる時には主にこの作業は私のお仕事。

あと、こちらではタバコも売ってますが、箱で買う人は少なくて、1本からバラ売りです。

日用品の名前は大体そうやって覚えました。

みんな面白がって教えてくれるのでありがたい。
お返しに日本語を教えたりします。


で、そのうち旦那さんのジョンが戻ってきたので、アンが

「マリエ、服を見に行こう!」

と言いだしました。


ええっ、またゴキブリが出るのでは・・・・。

と思っていましたが、今度は違う場所。


マサイの衣装や雑貨を扱っているお店です。


マサイの人達は、ビーズが大好き!

衣装の布にも、ビーズで刺繍されてるし、首飾り、額飾り、耳飾り、腕輪・足輪も、すべて細かいビーズ細工です。

ベルトにもビーズで模様が縫いつけられてるのは良く見かけるけど、ネクタイもビーズでできてるものがあって面白かった。

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個人的にはマサイの男性が持つ杖が気に入っています。
これは木を削って杖の形にした後、更にビーズで細工されていてホントに綺麗だし、降る度にシャラシャラと音が鳴るのが心地よい。

まあ、実用的な使い道はないのだけど(お守りかな?)、飾りとして一つくらいは買って帰りたいと思っています。


で、せっかくなのでと、アンがどんどん試着させていきます。

真っ赤な布を巻きつけて、首飾りや額飾りもはめていきます。

「マリエが結婚する時には、全部揃えなきゃね~」

と、何やら想像を膨らませている様子。

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服の上から更に来てるからボコボコ。
試着するなら、もっと綺麗にしてこればよかった。

しかし、マサイの衣装には黒い肌が一番似合うのには間違いないでしょうね。

それでもやっぱり綺麗だなって思います。



衣装は買わなかったけれど、前から欲しかったサンダルを買いました。

牛の皮が使われて、そこにビーズで刺繍が施されてる。

今のお気に入りです^^

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これも、日本に帰る時にはお土産に買って帰ろ~っと。
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by chura-harufu | 2010-05-09 03:46 | ケニア生活

今週もワークショップ

昨日、今日は、ワークショップに参加して来ました。

会場は以前宿泊していたホテルのホール。

内容はHIV/AIDSと薬物乱用に関してでした。

カウンターパートのDASCOが、前日いきなり講師を頼まれたので、それについてきた形です。
(最近そういうのが多い)


開始時間は8時半だけど、どうせみんな遅れてくるんだろうなと思って行ってみたら、

会場にいたのはニワトリだけでした。
コツコツと、床にいる虫を見つけてはつついてる。
この辺、ほんとニワトリが多いんです。


そんな感じでのんびり待って、9時半ごろからやっと開始。


でも、このワークショップで講師の一人として来ていた女性が、どうも苦手。

私のペンを、何も言わずに勝手に取って行っちゃった時点で
「あれ?」
と思ったけど。

ケニアでは一番初めに、ワークショップのルールを作るのは定番なようで、

①参加者は、ちゃんと会話に参加しよう。
②携帯はマナーモードで。
③他の人の意見や考えを尊重しましょう。

って決めた後、他の人がしゃべってる間その女性は携帯をいじったり、新聞を読んだり。

さっき言ってた事と違うじゃないか~

態度もずっと威圧的で好感が持てませんでした。

場をリードするのと、威圧的になるのとは違うよね。

何より気になったのが、この女性の職業。


カウンセラーだそうです。


この人のカウンセリングは受けたくない!!


と、感じさせる人でした。


反面教師として、覚えておこうと思います。


ただ、他の講師の方たちのお話は面白くて、英語とスワヒリ語半々だけど、だいたいの内容は理解できるようになってきている事にもちょっと感動

薬物乱用についての講義では、先日の日記に書いたミラーの話も出てきてなるほど~思ったし。

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これがミラー。茎を折ってみるといや~な臭いが。それを噛んで楽しむらしいです。

ケニアに来て、やっぱり勉強させてもらう機会の方が多いです。



ランチタイム、皆はタウンに出て行ったので、私はホテルのレストランで食べる事に。

前に赤ちゃんの写真を撮ってあげたエルビスが勤務中で、
「今日はおごるからここで食べて行きなよ!」
と言ってくれたのでお言葉に甘えて、いただきます

食後には他の従業員のみんなとも久しぶりにおしゃべりを楽しみました。

さすがに1ヶ月以上も滞在していたのでみんな顔見知りなんです。


今回のワークショップは、ホームに帰ったような気持ちで受ける事ができて楽しかったです。



帰りにはいつものようにアンの店へ。

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ネイルアートの真っ最中でした。なんと50Ksh(60円くらい)。安すぎます。

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アーティストさん(男性)がボックス片手にやってきます。このボックスの中に必要な道具が入っていて、ふたにはネイルの見本が。作業中には椅子にもなります。
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by chura-harufu | 2010-05-07 00:41 | 研修

命の重み

「マリエ、お祈りした?」

チャイを飲もうとした時に、シルビアに言われた言葉。

「あ、そうだね、ごめんね、忘れてた」

ケニアに来て、日本と違うと感じる事の一つ。

学校の教育課程の中に、宗教の時間がある事。

子供達は小さな手で目を覆い、一生懸命お祈りの言葉を口にしています。

私もちゃんと姿勢を正して手を合わせて、

「いただきます。」


「なんて言ったの?」と聞くシルビアに、


「これが私の祈りの言葉だよ。」 と。


他の何よりも、自分にとって馴染みがあるこの言葉が、私にとっては祈りだと思うから。




仕事帰り、町を歩いているとばったりアンに会いました。


そのままの流れで服を見に行こう!となり、近くのお店へ。

こちらの洋服屋さんでは、ハンガーに掛けられた服が壁一面にディスプレイされ、高いところにあるものは長い棒を使って器用に出し入れします。

「あの服、マリエにいいんじゃない?」

と言われて取ってもらった服を試着してみようとハンガーから外した瞬間、


ボタボタボタッ!!



オーマイガ~



大量のゴキブリが出てきました。


「きゃ~~~!!」


結局、その服、買いませんでした・・・。




その後、アンの家へ。


「今日の夕食はチキンにするから一緒に食べよう」

との事。


もちろん、スーパーで買ってきたチキンではありません。

先日の日記にも登場した、アンの庭の例のやつら。


そう、結局この弱肉強食の頂点に立っているのは我々人間なのです。



ナイフ片手に追いかけまわすスーザンと、必死で逃げるニワトリ達。


運悪く捕まえられた一羽の、世にも悲痛な最期の叫び声が聞こえた後、



シーン・・・。



首が切り落とされました。



遠くで固まって、仲間を見守る彼らのおびえた表情が何とも言えない。



その後、物欲しそうに眺めている猫を追い払いつつ、アンが羽をむしり、炭火であぶっていく。

そしてそこから解体作業です。


「マリエも覚えなきゃいけないから、さあ、手伝って!」


ということで、一緒に作業。


というよりも、後半はほとんど一人でやってた気がする。初めてなんですが。



この作業、

「無理!」

って言う人もいるんだろうな。

「目の前で殺されるのを見るともう食べれない。」

とか。


そうアンに話すと、


「マサイだってそうだよ。私も初めて見た時はさすがにショックだった。今だって、気持ちは良くないよ。」


私も、最期のあの声を聞いた時には胸がグゥって、苦しくなった。



それが、命の重みだと思う。


人が、動物が、生きてるってことは他の命の犠牲の上にある。


植物にしても他の動物にしても、生きてる命を摘み取って、それを自分達が生きる為の糧にしている。

命を奪う瞬間に胸が苦しくなるのはあたりまえの事。


でも、それを「かわいそう」って言うのはおかしいなって、いつも思ってた。

それじゃあ、今まで生きてきた事や食べ物を口にする事自体が罪?



病院で、小枝の様にやせ細った手足の赤ちゃんを抱く時にも、同じ命の重さを感じるよ。



今日食べた物は、血となり肉となり、明日へのエネルギーとなって、命は廻っていく。


だから、私は自分の手を汚してナイフを握るし、目の前の一杯に、一皿に、心から感謝の気持ちを込めて、

「いただきます」

って言うんだ。
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by chura-harufu | 2010-05-05 06:55 | ケニア生活

言葉

今日は朝からアップルケーキを焼きました^^

ナロクでは中々おいしくケーキは手に入りません。
せいぜい、固いマフィンとかサクッとしてないクッキーとか。
あまりおいしくないです。妹の作るケーキが懐かしい。
日本ではそんなにケーキって食べなかったのだけど、ないとなるとなぜか食べたくなるのです。

売ってないなら自分で作ろうと、手に入る材料と手元にある道具でやってみました。
甘さ控えめが好きな私にはちょっと砂糖が多かったかも。
でも、紅茶との相性はばっちり。
リンゴの甘さって、コーヒーより断然紅茶に合うと思います。

新聞を片手に、優雅に過ごす日曜のティータイム。
今度はバナナでやってみよう!




ケニアでは、42の民族があり、42の言語が存在します。
公用語は英語、国語はスワヒリ語。
学校教育は英語で行われ、高等教育を受けている人ほど英語を使う頻度が高くなるようです。

逆に、学校に行く機会のなかった人、特に田舎に住んでいる女性などはスワヒリ語すら話せない事も多い。

病院で患者さんと話す時も、英語が通じずスワヒリ語で聞いて、それを他の人がマサイ語に通訳してくれて何とか会話が成り立つ、という事もよくあります。
なので最近はマサイ語も重視。
しかし発音が難しくて結構苦労しています。


英語に関しては、病院内のスタッフとタウンの人達の半分くらいが話せる感じ。
ただし、私が聞いてても文法的におかしいと思う事もしばしば。

元々そんなに英語は話せないので、このままここの英語に染まってしまっては大変!!
普段はスワヒリ語をメインにしゃべってますが、英語のスキルも磨かなければと最近は家で自主学習をしています。

映画やドラマのDVDが格安(200円とか)で売ってるので、暇な時間にはそれを観て耳を慣らす。
(もちろん字幕なし)
あと、うちにはまだテレビはないので新聞を買うようになりました。
こっちの新聞って毎日のようにHIV関連の記事が載ってて、これはいい情報収集になります。

そんな感じで勉強中なのです。



町を歩いていると、初めの頃は「ヘイ、チャイニーズ!」とか、「ニーハオ」とか、「アンニョンハセヨ」とか「チュンチョンチャン」って言われる事が多かった。

こういう風に言われてイライラするっていう人の話はよく聞きます。
確かに、言われて気持ちはあまり良くないし、煩わしい時もあります。

でも怒ってしまうとそこで終わりだし、どうせなら日本人を知って、好きになってもらいたい。

毎日町の人達と交流しているうちに、最近では知らない人からも

「コンニチハ」

と声をかけられる事が増えました。

どうやら、日本人がここにいるんだって認識されてきたみたいです。


病院スタッフも日本語に興味を持ってくれる人は多くて、

「『mtoto(子供)』は日本語でなんて言うの?」

とか

「日本語のアルファベットを覚えたいから、ここに書いてくれる?」

などと言ってきます。


ある時

「『Asante』はなんて言うの?」

と聞かれて、

「『ありがとう』だよ」

と答えた後ちょっと考えて、

「あ、でも沖縄の言葉では『ニヘーデービル』だよ」

と言ってみました。

「あれ?日本って日本語だけって言ってなかった?なんで違うの?」



確かに、日本は全国日本語が通じます。
でも地方によって言葉は違うし、沖縄の言葉もまた違う。

ケニアの人達は公用語と国語と母語を上手に使い分けるけど、私は沖縄の言葉を話せない。
田舎の祖父母との会話で時々理解できない事もあります。
沖縄の若い人たちの多くは、母語を忘れてしまった。

その事を話すと、

「信じられない。母語を忘れてしまうなんて・・・。ダメだよ、そんなの。」

と言われました。


そうだよね。
悲しい事だよね。

今ここで英語やスワヒリ語やマサイ語を勉強している自分。

でも、一番大切な言葉を忘れてる。
それはとても寂しい事。


沖縄に帰ったら、ちゃんと沖縄の言葉、勉強しよう。
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by chura-harufu | 2010-05-03 01:23 | ケニア生活

アタラポシェ ピー

ベッドでゴロゴロしてたら、指先に何かチクッと当たるものが。


ん???


調べてみると、枕の中に針が入っていました!

なんじゃこりゃ~!!
他にもないかチェックして、一応大丈夫そう。
でも、寝てる時にグサっとこなくてよかったよ。



「アタラポシェ」とは、「お腹いっぱい」という意味。

ナロクに来て、「ソーバ(こんにちは・元気ですか?)」の次によく使うようになったマサイ語です。

最初は「アタラポシェ」だけ言っていたのですが、

「ピー?」と言われて、意味を聞くと

「ピー」は「とても」という事らしい。

ちょっとかわいいと思いません?

なので、最近は「アタラポシェ ピー」を毎日言うようになりました。


昔から私は、食べ物に恵まれていました。
母や妹たちが料理関係の仕事に就く事が多く、家にはお土産に持って帰ってくる食べ物がたくさん。

ありがたい事です。

そしてここナロクでも、恵まれてるな~と感じる事はよくあります。

病院内や町中を歩いていると、誰かしら食べ物や飲み物をくれるのでお腹がすいて困るってことがない。

これまたありがたい事です。


だがしかし、なぜかみんな私を太らせたいようなのです。

困ります。


アンなんて、今日話してる時にウキウキと、

「2年後にはマリエもお尻がこ~んなに大きくなって、そのズボンは入らなくなるだろうね~^^」

なんて言ってます。

えええ~~!!

困ります。


ケニアに派遣される前の数カ月で、体重が急増しました。
派遣後も語学研修期間中、なんだかんだとおいしい食事をたくさん食べました。
ナロクに来てからは毎日のようにアンの家でこれもおいしい食事をがっつり食べました。
危険です。そろそろやばいです。


「ダメダメ!これ以上太りたくないの~!」


一人暮らしになって自分で料理できるようになり、やっと落ち着いてきたというのに・・・。

「え?なんで?お尻はど~んと大きい方がいいじゃない!ジョン(アンの旦那様)も、『マリエは最近痩せてきた。家でご飯をたべさせてやってないからだ』って、心配してたよ?」


とてもありがたいです。でも、困ります。


みんな、一緒に食事をしてると、

「これも食べなさい、もっと食べなさい!」

と、まるで田舎のおばあちゃんのようにカメーカメー攻撃を仕掛けてきます。

なので必然的に覚えた言葉が、

「アタラポシェ ピー!!」

なのです。


a0155216_592537.jpg


病院の調理場で働くメリー。「マリエ(マリアって呼ぶ人も多いけど)って名前と似てるからって仲良くなりました。最近はよくご飯を分けてくれます。入院患者さん用ですが。でもおいしい。

a0155216_5105175.jpg

アンの家でお手伝いをしているスーザンと子供たち。休日に遊びに行くとスーザンがご飯を作ってくれます。
(今日食べたドーマもおいしかったぁ♪ やばい、また食べ過ぎてる)
「ピース」を教えたら、何か顔を隠すと勘違いしている様子のフェイス。
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by chura-harufu | 2010-05-02 05:13 | ケニア生活



青年海外協力隊(エイズ対策)としてケニアでの生活をお伝えします
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