ケニアに恋して

赴任

2月23日火曜日。

ケニアに来て約1カ月半。
現地訓練としてスワヒリ語を学んできましたが、いよいよこの日がやってきました。
ついに赴任の時です。

前回の任地訪問とは違って、ほとんどの人は本格的な引っ越しとなります。
私の場合、家がまだ決まっていないため荷物をあまり持ち込めないのと2週間後にはすぐに戻る予定がある為任地訪問の時とあまり変わらない状況ですが。

前日の夜から、みなパタパタと荷造りでドミトリー内は騒がしくなりました。
当日は朝から続々とタクシーに乗り込みそれぞれの任地へ。

私も方向が同じ仲間と一緒にタクシーで出発。
まだ残っていた他の隊員がお見送りをしてくれて、なんだか感慨深くなりました。


ダウンタウンからシャトルに乗って、リフトバレーを抜けてナロクの町へ。
二回目なのに、砂埃の舞う、乾いたこの町を見て帰って来たんだなって感じる。
これからこの町での生活が始まります。

まずは英語とスワヒリ語をもっとちゃんと覚えること。それと、難しいのがケニア人の名前と顔を覚える事・・・。

この国を、この町を、この人達を、もっともっと知って仲良くなって、一緒にいいお仕事ができたらいいな。
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# by chura-harufu | 2010-02-23 22:20 | ケニア生活

ギザギザバサミとユーカリ

任地訪問からナイロビに戻り、相変わらずスワヒリ語生活を送っています。

ナロクもそうでしたが、ナイロビの道を歩いているとたくさんのユーカリに出会います。匂いを嗅いでみるとシトロネラールの香りがして、ユーカリ・レモンなんだなって分かります。


最近、任地訪問も終えていよいよ自分の活動について具体的に考えるようになりました。
それでこの頃思い出すのは大阪での研修です。

以前の日記にも書いたけど、この研修の間に「貿易ゲーム」というワークショップをしました。
これは簡単に話すと豊かな国と貧しい国の状態を体感するというものです。
何かを生産してお金に換えて、国の為に必要な医療や教育や交通機関などに変えていきます。
生産するものは、例えば決められた大きさの円や四角を正確に測って紙を切り抜いて売りに行きます。

ここでポイントは「正確に切り抜く」という事です。
ところが、貧しい国には紙はたくさんあるけど定規やハサミがなく、豊かな国には道具はあるが紙がない。
ゲームが進むほどになぜか紙は豊かな国に流れて行き、貧しい国は貧しいままに中々何もできない。
がんばって手で切ってみても出来上がった四角はボコボコだったりちょっと大きさがずれていたりで買い取ってもらえない。
そうこうしているうちに豊かな国には情報が与えられて、どんどん豊かになっていく。

それを見ている貧しい国は焦る気持ちと、誰も助けてもらえない絶望感を味わうようになってくる。
 
そんな時、援助でハサミがやってくる!!

「やった~!!」

ところがですよ。
このハサミというのはギザギザなのです。

つまり、結局まっすぐに切れない。
一応試してみるけどもちろん正確な円や四角が作れるはずもなく、無駄な時間だけが過ぎていく・・・。


このゲームが何を表わしているのか。
ちょっと考えてみていただきたい。


この中で出てくるギザギザバサミ。
先進国が途上国に対して援助をする時にそれが実際には相手に対して役に立っているのか考えようって事なのです。

自己満足や自分の都合で何かをやっても、本当に相手が必要としている事が分からなければ意味がない。

また、一時的な手助けも、結局その先に繋がらなければほとんど変わらない。


なぜこの話かというと、冒頭のユーカリとちょっと重なるから。


ユーカリは、元々ケニアにあった訳ではありません。


昔、ケニアが独立するより前に、森林伐採が大規模に行われるようになってケニアの中でも木が大量に切り倒され、それらは主に薪として使われたのだとか。(線路が通されて汽車が走るようになった影響)
そこで、先進国はユーカリの導入を進めたのだそうです。
ユーカリの木は成長が早く、乾燥しやすいので薪にはうってつけ。
その上特にこのユーカリ・レモンは、知っている人も多いでしょうが虫よけ効果があると言われています。
ケニアでも蚊によって媒介される病気は存在するので、かなり役に立ちそう。
実際いい香りだしね。

ただ、問題があって、このユーカリは土中の水や栄養分をかなり吸収するようです。
おかげで土質が変わり、他の植物の成長に影響を与えるようになった。
外来生物というのはそういった弊害をもたらすものです。

ケニアの中でもこの事は問題視されているようです。


国際協力とか開発とか援助とか、元々興味のあった分野でもないし、あまり勉強してこなかったのだけど、さすがに協力隊になってからは考える事や仲間たちと話す機会が増えました。
例えば井戸を作ったり学校を作ったり、目に見えて分かやすい事をする人もいるけど、それはただの自己満足なのかもしれない。
形に残せば何かをやったって、達成感はあるだろうけど、それはその先どうなって行くんだろう。

感謝されたいから、尊敬されたいから、そんな理由で援助ってするんじゃないんだよね。
(国家政策としての援助の在り方はまた別になってくるかもしれないが)

とりあえず何かをやれば!って考えで行動しても、それはもしかしたらギザギザバサミなのかもしれない。

今、自分が起こす行動が、10年後20年後のその場所にとっていい影響を与えているだろうか。
それは誰も分からない事だけど、想像力を働かせるのは大事なだって思う。


ユーカリの葉を揺らしながら吹き抜けるケニアの風はどこまでも気持ち良くて、ふと立ち止まって、昔この木を植えた人の気持ちを考える。
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# by chura-harufu | 2010-02-13 14:55 | ケニア生活

任地訪問

先週の火曜日から金曜日まで、任地訪問でナロクに行ってきました!

ナロクはナイロビから西へ150kmほど行ったところにある町で、標高は2700mもあるらしい。
(らしいけど、私の住む事になるタウンはどうも標高が低そう。)

交通手段はマタトゥで2時間半~3時間ほど。

ゴチャゴチャとしたナイロビをを出て30分ほどで、「これぞケニア!」というような景色が広がった時には感動した。

窓の外にキリンの散歩やマサイ族が何十頭もの牛を水飲み場へ連れて行く光景に、心が弾みます。


途中ウトウトしながら、ナロクに到着!
なんとか配属先の人と連絡が取れてステーションまで車で迎えに来てもらいました。

私の配属先はDistrict Medical Office of Health (DMOH) →県保健事務所
で、District Hospital →県病院 と一緒になっています。


とりあえず今回行って、一通り院内を案内してもらいました。
スタッフも紹介してもらったんだけど、たくさんいるし、ケニア人の名前を覚えるのは大変で、(発音すら難しい)顔の識別からしてなかなか・・・・。

まぁ、polepoleがんばります。

この中で、私はVCTとCCCが一緒になった建物で働きます。
ここではHIV検査やAIDS患者が通ってきて、カウンセリングやARV(抗ウイルス剤)の処方などをしています。
両親をAIDSで亡くしたAIDS孤児も来ます。

今までHIVにはほとんど関わる仕事をしてなくて、専門知識もほとんどないのですが、これからがんばって勉強したいなって思いました。

ちょうど訪問期間中に県内の医療従事者が集まるミーティングの参加させていただいて、これもすごくよかった。
英語(アフリカ訛り)とスワヒリ語が半々だったので理解するのは難しかったけど、今後の活動の参考になりました。


たった4日間だけど、面白い体験はたくさんあった。

今はまたナイロビに戻ってスワヒリ語の勉強再会です。

次は本格的な赴任に向けて頑張ります。
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# by chura-harufu | 2010-02-12 23:14 | ケニア生活

語学学校

しばらく日記の更新をさぼっていたら、いつの間にか1週間半が経過。
妹にも最近書いてないって言われてちょっとドキっ。


さてさて。
ケニアに来て20日が過ぎました。
平日は毎日語学学校でスワヒリ語の勉強をしています。

この学校の名前はJACII:Japan Africa Culture Interchange Institute(日本アフリカ文化交流協会)といいます。
創立者は星野芳樹さんという方で、1947年の参議院選挙で当選して議員もされていた方ですが、HP中にその経歴が載っていて、かなり波乱の人生のようでびっくりしました。

http://www.jacii.net/

現在は上田先生という方が後を引き継いで経営されています。



ここは一応全寮制の学校ということで、授業と宿泊、食事がついています。
今回の隊次は全部で22名もいて定員オーバーの為、私を含めて半分の11名は徒歩15分ほどのホテルに宿泊中です。

朝食はホテルのビュッフェでいただいてから登校。

フロントのお姉さんや、レストランのウェイターさんともさすがに顔なじみになってみんな親切に話しかけてくれます。
ここで生きたスワヒリ語が学べるのでとてもありがたい。
(向こうからすると小学生に教えてる感覚かも)

現在は乾季に入っているので毎日青空で風が気持ちいい。
ただし、日に焼けはしなくないので日焼け止めと日よけが手放せません。

授業は午前8時半から15時まで。

昼食と夕食は語学学校で食べます。
JACIIでは、豆腐、納豆、油揚げ、こんにゃくなどを作ってスーパーにも卸しています。
なので食事にはよく日本食もでます。

ケニア料理ももちろん出ますが、私の口には合ってるみたい。

そして誰かのお誕生日には手作りのケーキでお祝いしてくれます
上に乗っているイチゴもすごくおいしい♪
ケニアでは基本的にフルーツが豊富にあって嬉しいです。


週に2回の野外授業では、市場やカフェへ出かけて、現地の人とスワヒリ語で会話をします。
おかげでかなりスワヒリ語には慣れてきた気がする。うん。

現地訓練の内容や期間は、派遣国によって違うようですが、これだけみっちり教えてもらえるのはありがたいです。
がんばって、日常会話に困らないくらいにはなりたいな。
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# by chura-harufu | 2010-01-28 03:39 | ケニア生活

金環食~annular eclipse~

今日は朝からJICA事務所で色々とオリエンテーションがあるとのことで、スワヒリ語の授業はお休み。

朝食を食べた後、友達とおしゃべりしながら歩いていて、ふと空を見上げると・・・

「ん?」

月が出てる。

昼間の月なら大して珍しくないのだけど、にしては明るい。
というか、形が変。

細いっていうよりむしろリング状。

ケニアでは月ってこんななの?

と友達と顔を見合わせて、もしかして日食ってやつでない?


すぐに写真に撮りたかったけど、道端でデジカメを取りだすのには抵抗があって、事務所まで急いで撮影。

で、撮れたのがこの写真。リング状ではなくなっちゃったけど、しっかり欠けてるのが分かります。

後で調べたら金環食という現象だそうです。

今回は中央アフリカから東南アジア、中国にかけて見られ、ケニアは好条件に恵まれていたらしい。

そんな事とは知らずにケニアにいて、この幻想的な光景を偶然目にするなんて、かなり幸運なんじゃないでしょうか

ちょうどリング状になったとこは撮れなかったけど、今日カメラ持っててよかった


この先のケニア生活が祝福されているように感じました。
a0155216_22134185.jpg
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# by chura-harufu | 2010-01-15 22:09



青年海外協力隊(エイズ対策)としてケニアでの生活をお伝えします
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