ワークショップ
今週の木、金はワークショップに参加して来ました。
水曜日のお昼休み、フラッとCCC(Comprehensive Care center:HIV全般のケアをしてるとこ)に寄ったら、 「お!マリエ、いいとこに来た。明日はワークショップがあるから参加してきなよ」 と言われたからです。 内容も良く分からず話が決まり、翌朝。 8時半に迎えが来ると聞いて準備して待ってたら、結局来たのは9時過ぎ。 (そして翌日は9時50分!!このルーズさがケニアよね。まぁ、いいや。) で、内容。 Community Health Worker(CHW)、つまり、地域で働くボランティアさん達のスキルアップの為の講習会です。 主催しているのはMassai Christian Women Development Forum(MACODEF)というグループ。 これはCommunity Baced Organaization (CBO)という組織の一つで、国から資金を得て活動しています。 メンバーはすべて女性、そのほとんどが教師で、何人かは自身もHIVポジティブ。 このトレーニング以外にも孤児を支援する活動も行っているんだそうです。 今回は講師として病院のスタッフが2名派遣される事になって、それにくっついて私が見学に来たという形です。 (当日になってそれが分かった) 予定時刻を過ぎてるけど、お茶とマンダージの時間からスタート。 場所は小さな教会を借りて行っているので、今まで参加したワークショップと比べて更にお祈りの時間が長い気がします。 そんなこんなで、大幅に遅れて講義がスタート。 途中歌や踊りが入り、いきなり指名を受けてあいさつさせられたり。 (たどたどしいスワヒリ語とちょっとマサイ語を話すと受けてたからいいか) こっちのワークショップって、休憩時間をあんまり取らないって印象があります。 そのせいか、講師も受講生も、講義中に携帯が鳴れば構わず出ます。 日本人的感覚ではちょっと「は?」って思うかも。 これもカルチャーショックでしょうか。 それでも、受講生たちはけっこう真剣に聞いていました。 前に同じ内容のワークショップに参加した時は半分くらいマサイ語だったのでほとんど理解できなかったけど、今回はスワヒリ語で勧められたのでなんとか分かりました^^ 講義内容はHIVとAIDSの基本的な知識、ARTの進め方や副作用とその対処法、AIDSに関連する病気、食事について、カウンセリングスキルについてなどを分かりやすく説明し、最後はコンドームの使い方を解説して終了。 なかなかいいワークショップだったのではないでしょうか。 (時間配分はもうちょっと考えてもと思いますが) ボランティアさん達も積極的に関わろうとしている姿が見えてホッとしました。 普段、病院で活動していて、ここだけではどうしようもないなって痛感している今日この頃です。 コミュニティレベルで動いてくれる人達なしにはHIVやTBのケアって難しいってよく分かります。 地域によって差はあるのは予想されるので、リサーチはやっぱり必要だな。 今回、ほんとに見学だけで特に何の役には立ってないけど、そのうち自分でも動けるように考えます。
by chura-harufu
| 2010-04-24 07:40
| HIV/AIDS
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