クク
ある日の夕方、薄暗くなった時間帯、アンの家の庭を歩いてると、
ズボッ!! と、穴にはまってしましました。 誰?!こんなとこに穴を掘ったのは! 子供たちのイタズラかと思っていました。 翌日、犯人を発見。 にわとりでした。 一生懸命お腹で土をかきわけて穴を掘り、時々虫を見つけては「ラッキー♪パクッ!」と食べている。 そして砂風呂&寝床作りが終わった後、スヤスヤと寝てしまいました。 そんな様子を観察してて、けっこう飽きないものです。 にわとりの事はスワヒリ語で「クク」と言います。 牛や、ロバ、ヤギ、ヒツジの多いこの町ですが、その中でも多いと感じるのはこのにわとりです。 自分で餌を探してその辺をウロウロしてるので、歩いていて踏みそうになる事もしばしば。 そして前述のように道端で寝てる事があるので足元注意です。 アンの家でお茶を飲んでると、いきなり家の中に入ってきたりします。 そして、てくてく奥の部屋に行ったかと思うとすごい声で鳴いている。 さすがにびっくりしたけど、家の人は何も言わない。 私「にわとり、入って行ったけど、いいの?」 アン「ああ、あの子、毎日そこで卵を産んでるんだよ」 私「ええ!!家の中で」 その3時間後、無事卵が産まれたそうです。 そんなアンの家の日常。 庭には数羽のにわとりがいます。 その中でも、いつもお母さんについてまわる赤ちゃんがいました。 首のところがはげててちょっと不細工なんだけど、よちよちと一生懸命追いかける姿がかわいいな~なんて思ってほのぼのしていたのです。 ところが、いつのまにか見当たらなくなってしまいました。 私「ねえ、アン。前までいた、あのちっちゃいのはどこ行っちゃったの?」 アン「それが、猫に食べられちゃったんだよね~」 が~~ん 確かに、この辺、野良猫が多いです。 でもショック。 しょんぼりしてると、何かをじ~っと地面を見てる4歳のフェイスの姿が。 近寄ってみると、 フェイス「あ、マリエ、みて!むししゃんが、おやさいたべてるんだよ^^」 見ると、確かにバッタが葉っぱをむしゃむしゃ食べている。 5歳のシルビアは虫が怖いらしく逃げてしまったけど、フェイスは触れないながらも興味深々の様子。 私「ほんとだね~、食べてるね」 と、一緒に観察しておりました。 するとそこへにわとりが猛ダッシュでやってきて、パクッ! そしてまた走り去ってしまいました。 フェイス「きゃ~~~!!マ、マリエ、た、た、たべちゃったよぉ、にわとりが~」 訴えるフェイス。 私「あ、うん、食べちゃったねぇ。」 この小さな庭では弱肉強食の世界が繰り広げられているのでした。
by chura-harufu
| 2010-04-30 01:37
| ケニア生活
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